02 10月, 2014

レベルアーキテクツによる「上用賀の住宅」

出原賢一+中村和基/レベルアーキテクツ (Kenichi Izuhara Kazuki Nakamura / LEVEL Architectsによる世田谷区「上用賀の住宅」のオープンハウスに行ってきました。
※敷地周辺の状況により残念ながら外観が撮影できなかったため割愛します。

 敷地面積91m2、建築面積40m2、延床面積89m2。木造3階建て。
玄関を入るとカーブする両側に壁面が現れた。

 玄関には段差がなくそのまま一続きのタイル張りで、玄関ホールのような雰囲気を作り、二つの居室と水回りが配されている。


 奥から振り返るとカーブさせたのは動線を確保するための大きな角Rだということが分かった。


 開けてみると中にはトイレ。そして左の引戸も開けると何ともう一つトイレ!


 水回り。


 居室内のR部分には棚を作り付けた。


 2階へ。


 2階LDK。隣地の緑を借景としてふんだんに取り込んだ。


 3階まで吹き抜けで、シンプルな構成に階段がアクセントになるようデザイン。


奥には小上がりで2畳程の畳スペースを設けた。


 小上がりはダイニングの腰掛けとしても活用し、視線の向こうには緑が望める。
畳は和紙畳。上げると下は収納になっている。


 ダイニング上のハイサイドライト外側はプランターが置ける小さなバルコニーなっており、更に緑を追加する予定。


 中央の大黒柱のみ鉄骨。奥から延びる大きな梁を支えている。


 3階主寝室。


 北側はパルコニー。ダイニングから見えたプランター置き場は、このバルコニーからハシゴで降りた位置にある。 


右から出原賢一さん、担当の小山麻美さん、中村和基さん。
「隣の緑を借景にしてどのように開くかがまずポイントでした。そして大きく出る北側斜線からの形状と空間のバランス、アクセントとなる階段の角度、広がりを感じられるよう視線の抜けを大切に計画しました。」

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