09 9月, 2009

2016年東京オリンピック選手村プロジェクト提案

東京都庁の記者クラブにて行われたプレゼンテーションに行ってきました。内容は「オリンピック閉幕後の防災公園から発想したオリンピック選手村の提案」と「古民家の"リ・ロケーション"による立体集落の提案」です。
これからの都市の姿をデザインする意味で、オリンピックの閉幕後の「防災公園」としての利用を先に計画し、そこに伝統的文化である古民家を用いたテンポラリーな選手村を築くことで、世界のアスリートを日本の「自然と人の営みを融合する精神」でおもてなしをするとともに、世界に環境都市としての東京の姿を発信するというコンセプトです。

プロジェクトメンバーは小林博人准教授+研究室(慶應大学大学院)、山下保博氏(アトリエ・天工人)平松宏城氏(CSRデザイン&ランドスケープ設計事務所、LEED AP)、遠藤和広氏(EOS plus)、佐藤淳氏(佐藤淳構造設計事務所)。

立体集落の模型。組み立て解体が簡単な鉄骨を使います。補強が必要ですが古民家は極力風合いを残します。
国際的に認知度の高いLEEDという建築物と敷地利用に対しての環境性能評価システムを用い、今回の提案が様々な側面(エネルギー利用、水利用等)において環境配慮がなされている計画であることを世界にアピール。認証レベルでは現在既にゴールドです。

間もなく開催地が決定されますが、今回の提案は都への対抗案ではなく、あくまでオリンピックをきっかけとして環境をテーマに私達がすべきことは何か?という視点で提案されたものです。

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