23 4月, 2010

手嶋保さんの「府中の家」

手嶋保建築事務所の「府中の家」オープンハウスに行ってきました。
東府中駅より3~4分の住宅街。

あいにくの雨でしたが、象徴的な塔(リシン掻き落し)が遠くからでも目にとまりました。外構と内部の設備が一部作業中でした。

家族4人が住むための二世帯住宅です。

玄関を入ると階段室を中心に左右に部屋が広がります。

リビングダイニング。ナラ材で出来た造り付けのベンチがあります。

ここから窓越しにシダなどしっとりとした植物が植えられた庭を眺めることができます。

リビングから玄関方向を見る。杉材に塗装をした階段室の裏を利用して、テレビ台がすっきり収納されています。天井にはサラウンドスピーカーが埋め込まれています。

奥のキッチンは、リビング、そして庭まで見渡せる位置にあります。こちらは主にお母様が使用することになります。右奥は和室。

和室から庭を眺める。左の壁には職人さんが描いてくれた松葉の模様。

漆喰にベンガラを混ぜた仕上げの階段室を登って2階へ。

階段室をはさんで北側を見る。

2階リビング。1階と同様の構成になっていますが、大きくRを描く天井に間接照明も設置され、夜は違った印象になることでしょう。

床は松材で経年変化を楽しんでもらおうということで、オイルを塗布しただけの殆ど白木で仕上げてあります。

窓にはメッシュの和紙を使った特注の素戸。網戸とブラインドを兼ねています。

外側から見た建具の納まり。

細かいところまで仕上げがとても丁寧です。

タモ材で造り付けの2階水回り。

こちらのキッチンは若夫婦用。

ロフトを経て屋上に出られます。ベンチがうれしいですね。こちらのスペースや下階の和室は外から見えた塔の中になります。

手嶋保さんお気に入りの場所で。「深呼吸をしたくなるような家を目指しました。自然体で幸せな生活をしてもらえればと思いました」

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