06 6月, 2010

ジェイコブ・ライナーさんの「Shojiko House」

エコ建築家のジェイコブ・ライナーさんが富士山の麓、精進湖で手がけ現在売り出し中の「Shojiko House」を内覧させていただきました。ライナーさんはアメリカから来日し、2000年に地球大使館を設立。持続可能な生活を提案する様々な活動を行っています。

建坪65坪、敷地は450坪という驚きの広さ。伝統的な茅葺き屋根だった古民家を改装した住宅です。

土間だった部分を玄関にし、オリジナルの鉄製扉が取り付けてあります。

玄関右手にリビングルーム、6帖ほどの和室が4つ、そして囲炉裏のある板の間があります。開け放された状態ではひとつの大空間に、仕切ってゲストルームとして使うことも可能です。

囲炉裏のある部屋には、古民家で使われていたアンティーク家具がそのまま備え付けられています。

玄関から左手にはキッチンと水回り。無垢の木をふんだんに使った室内。冬はかなり冷えますので床暖房完備。


古民家にあったパーツも積極的に再利用しています。


漆喰の壁にはモミジの葉がいくつか塗り込められていました。敷地の庭に植えられているモミジの木から取ったそうです。「住む人が自由に葉をはがしたり残したりして、楽しんでもらえれば」とライナーさん。

庭には池もあり、天然記念物のモリアオガエルが住んでいます。

水回りにはユニークな意匠が。

檜のお風呂。


松の丸太を使った階段で2階へ上がってみます。

2階には50m2の自由な空間が広がっていました。

階段の後ろ側には 3帖の洋室と6帖の和室。

2階から玄関を見下ろす。

ジェイコブ・ライナーさん。「都心からたった1時間半でこんな田舎の雰囲気と快適な家が手に入る。今後もサステイナブルな暮らしの提案をしていきたいです」


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