29 10月, 2010

中村竜治さん会場デザインの「DESIGNTIDE TOKYO 2010」

10月30日より始まる「DESIGNTIDE TOKYO 2010」。中村竜治さんによるデザインのメイン会場で行われたプレスビューに行ってきました。会場は東京ミッドタウンホール。

一見天井からぶら下がるリボンのように見えるものは、実は鉄板で床から自立し、上部で一対が固定され自重でたわみ、「人」の字のようになっています。


700枚350対の鉄板は倒れないように横方向に通したフレームに固定されています。フレームは見えないように床レベルを上げカーペットで仕上げてあります。構造はオーノJAPANによるそうです。

ゆらゆらと微妙に揺れる350人のダンサー(鉄板)に合わせ、会場にはワルツが流れています。



ちょうど良いたわみになるように波型のプレスは深さを変え調整を繰り返したそうです。

中村竜治さん。「とても密度が高い印象があったミッドタウンに、こんなにぽっかり空いた空間があるのかと驚きました。その空間を効果的に感じられるようにデザインしました。これらの鉄板は短いととても硬いものですが、これだけ大きくなると柔らかい表情を見せます。そういった現象を会場で感じて欲しいです。」

japan-architects.comメンバーのエマニュエル・ムホーさんの作品「eda」 。Y字の枝が2つ組合わさったような形のカーボン製のパーツが約2000個複雑に組み合わさり、不思議な空間を形作っています。

エマニュエル・ムホーさん。

同じくjapan-architects.comメンバーのフランク・ラ・リヴィエレさんは、パネル構造の椅子「CHAIR | COLOR & LINE CHAIR」を発表。全て同じ厚みの材で作ることが出来るパズルのような椅子。

【DESIGNTIDE TOKYO 210】
10月30日〜11月3日

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