30 11月, 2010

【New Profile】谷内田章夫 / ワークショップ


谷内田章夫 / ワークショップのプロフィールをご紹介いたします。新作を含めたプロジェクトを多数、掲載しております。

http://japan-architects.com/yachida-workshop




都立大の集合住宅、東京、2010


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25 11月, 2010

シーラカンスK&Hの「HHH」、藤村龍至キュレーションの「シーラカンスK&Hの履歴 1998-2010」展

シーラカンスK&Hによるオフィス・SOHO型賃貸住宅の複合ビル「HHH(エイチ・エイチ・エイチ)」の完成・事務所移転、それに合わせた東洋大学工藤和美研究室+藤村龍至研究室キュレーションによる「シーラカンスK&Hの履歴 The Resume of Coelacanth K&H 1998-2010」展を見学してきました。場所は井の頭線永福町駅より4分ほどの住宅地。


建築面積約99m2、RC造地上3階、地下1階。上の2階3階が賃貸住宅、1階と地下1階がシーラカンスK&Hのオフィス。

"全面が亜鉛メッキ"といった印象の北側。「HHH」とはH型の構造が3つ重なっていることと、K&H共同代表の堀場弘さんの名前からきている。しかし自社ビルということではなく堀場さんの個人名義の建物とのこと。

旧オフィスから7〜8分の距離の移転。

オフィスはまだ引越前で、各部屋ではK&Hの新旧作品模型や、スケッチなどが展示されている。

現在金沢市で建設中の「金沢西部図書館(金沢海みらい図書館)」は2011年竣工予定。

金沢西部図書館ファサードのスタディモデル。手前にあるエンジンのファンネルのように見えるものは、ファサードの穴に取り付けられるへら絞りで作られた窓枠の実物。これにより空間全体に淡い光に包まれるという。

2階。 左の壁には現スタッフ・元スタッフ合わせて37人の履歴(Resume)。入所の動機や、工藤さん・堀場さんとの初対面での印象なども書かれている。

熊本「山鹿(やまが)小学校」は3年後に完成予定。地域と密着しながら児童がのびのびと学び遊べる環境が随所に盛り込まれている。

この学校では地元山鹿の木材を多用。模型は多目的ホールで片翼のスパンが15mほどある木造の梁。


2階3A室での展示。

京都「洛陽総合高等学校」。多数のスタディモデルが並ぶ。

3B室の展示。 手前は東京「白梅学園中学・高校」

3階。一面亜鉛メッキ部材の北側階段周り。ガラス引き戸も鉄製サッシュに亜鉛メッキで非常に重厚だが、精度が出にくく苦労したそうだ。庇には合わせガラス、床には押出成形セメント板を使用。
奥の給湯器やメーター周りはこの後グレーチングでカバーが付く。

玄関横に付く呼び鈴ボタン。"緊急ボタン"のように見えるが、実際押すと緊急呼び出しのような音がした。

3階4B室。賃貸の4住戸は同じデザイン。SOHOとしてもそうでなくても、住人に自由にレイアウトして使ってもらえるようにトンネルのように抜けるシンプルなデザイン。照明もどこで間仕切られてもよいようにレールを3列配置。

手前は2009年福岡の「回廊のある家」。

できる限りシンプルにデザインしたというキッチン。

換気扇・照明のスイッチ。

南側には「テラスのようにした」というFRP防水の水回り。

浴室から見る。 サッシュはスプルース材。

バルコニーにはツル植物が植えてあ。外側のロープにも地面からツル植物が伸びてくる予定。

展示のない4A室。賃貸でありながら外断熱、床暖も装備。ちなみに家賃は14万円台とか。

工藤和美さんと堀場弘さん。「今年シーラカンスを皆で立ち上げてから25年、自分たちも節目の年齢になりました。オフィスもここに移転。来年金沢の図書館もできますし、更なる飛躍のきっかけにしたいですね。」と抱負を語っていただきました。


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22 11月, 2010

山縣洋さんの「UN邸」

山縣洋 建築設計事務所による「UN邸」のオープンハウスに行ってきました。田園都市線あざみ野駅より15分ほど歩いた高台の新興住宅地。

変形の旗竿敷地で、建物部分の敷地は直角三角形になっています。建築面積は57m2、木造2階建て、夫婦二人で住まう住宅で、ご主人は山縣さんの大学同期のご友人。

アプローチから前庭、エントランスを見上げる。周囲からの視線を遮る機能はもちろん、画一的なデザインが並ぶ新興住宅地に於けるアイデンティティ。

前庭の囲いは、両側から300mmの梁3本ずつとパネルで構成する合成梁により支持。

玄関から北側の奥にも庭が見えます。右側手前より和室、水回り、寝室。階段の下にトイレと収納。

和室は4.5畳。

和室の壁紙。

寝室は10.5畳。奥は5.3畳の納戸。床はウォールナット材。

寝室の奥から。3角形の敷地はどうしても角ができるので、南側とこの北側を庭に。

2階へ。

2階へ上がるとまず目にはいるのは天井のアクセントのOSB材。横方向に耐力壁が必要なためそれを包むようにロフトと空調が収まっています。 正面に木の頭が見えますが、東側にも小さな坪庭があり、1階では浴室と和室から眺めることができます。

キッチンからリビング、テラスを見る。

2階に溜まった熱気は、ロフトの上部に開く穴からロフトを通り外壁に取り付けられたファンより排気されます。ちなみに、OSB材の表面はサンダー掛けされ少し滑らかになっています。


このあたりがダイニングスペースになるそうです。



テラス。

周囲は何と7軒に接する敷地。そんな悪条件ながらもプライバシーを確保し、明るさと開放感、ゆったり寛げるリビングがあるデザインを目指したそうです。

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20 11月, 2010

第3回 217レクチャー

ジャパンアーキテクツ内の “Agenda” (展覧会/イベント/レクチャー等の情報)をアップしております。その中から、ジャパンアーキテクツにご参加くださっている芦沢さんと平沼さんのレクチャーを紹介します。



217とは2ヶ月に1度 7時から、2人の建築家が1ゲストを呼んで、年に7回 開催する建築レクチュアシリーズです。

今回はメインスピーカー芦澤竜一氏と平沼孝啓氏が、木村松本建築設計事務所の木村吉成・松本尚子の両氏を招き、作家思考性を探ると共に、刺激的なトークセッションを行います。

詳細はジャパンアーキテクツの展覧会情報か大阪建築士会の告知ページをご覧下さい。


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19 11月, 2010

TOTOギャラリー・間 25周年記念展「GLOBAL ENDS」

11月19日から始まるギャラ間25周年記念展「GLOBAL ENDS - towards the beginning」のプレスカンファレンスに行ってきました。
「ギャラリー・間」から「TOTOギャラリー・間」への改称、新しい運営委員の紹介、そして今回の展示に参加した7カ国7人の建築家(日本からは石上純也)の紹介と作品の展示、と盛りだくだ。


展示構成については以下のように記されている。
「7つの異なる視点による違いはありながらも、日々の生活における経験を通して批判的な目で現在の可能性を検証するために、原始からの過去と未来の両方に目を向けている建築家たちに参加を呼びかけました。本展覧会は、世界の果てへのヴァーチャルな旅を提供しながら、究極的には、豊かで、近い将来に実現可能なデザインの可能性を照らし出すことを目指している」

7人の建築家はそれぞれ、壁面パネル、1.8m角の展示台、展示台に設置されるモニター、そして30cm角の小さな台の4点に表現。

ケリー・ヒル(Kerry Hill/Singapore, Australia)「手作りのモダニズム」


ショーン・ゴッドセル(Sean Godsell/Australia)「地平線」



パウロ・ダヴィッド(Paulo David/Portugal)

中庭の展示


4階展示室。


RCRアランダ・ピジェム・ヴィラルタ・アーキテクツ(RCR Aranda Pigem Vilalta Arquitectes/Spain) 「人間回帰」


石上純也(Junya Ishigami/Japan)「庭とテラスの家」



スミルハン・ラディック(Smiljan Radic/Chile)「隠れ家」


トム・クンディグ(Tom Kundig/USA)「ホット・ロッド」




25周年を迎え新しい運営委員。左より吉岡徳仁、原研哉、内藤廣、岸和郎、(特別顧問に安藤忠雄)、そしてTOTO社長の張本邦夫の各氏。今回の展示にこの7人を選んだ理由は、との問いに「個人的な思いでは、建築が意志を持っているような作品を作る方々を選んだ」と岸和郎さん。

運営委員と出展者。右端はゲストキュレーターのケン・タダシ・オオシマさん。「TOTOギャラリー・間は25年継続してやってきました。これからも継続していく、という事実のみを皆さまに知っていただければ幸いです。」と張本社長。

■TOTOギャラー・間 25周年記念展「GLOBAL ENDS - towards the beginning」
2010年11月19日〜2011年2月26日


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