22 11月, 2010

山縣洋さんの「UN邸」

山縣洋 建築設計事務所による「UN邸」のオープンハウスに行ってきました。田園都市線あざみ野駅より15分ほど歩いた高台の新興住宅地。

変形の旗竿敷地で、建物部分の敷地は直角三角形になっています。建築面積は57m2、木造2階建て、夫婦二人で住まう住宅で、ご主人は山縣さんの大学同期のご友人。

アプローチから前庭、エントランスを見上げる。周囲からの視線を遮る機能はもちろん、画一的なデザインが並ぶ新興住宅地に於けるアイデンティティ。

前庭の囲いは、両側から300mmの梁3本ずつとパネルで構成する合成梁により支持。

玄関から北側の奥にも庭が見えます。右側手前より和室、水回り、寝室。階段の下にトイレと収納。

和室は4.5畳。

和室の壁紙。

寝室は10.5畳。奥は5.3畳の納戸。床はウォールナット材。

寝室の奥から。3角形の敷地はどうしても角ができるので、南側とこの北側を庭に。

2階へ。

2階へ上がるとまず目にはいるのは天井のアクセントのOSB材。横方向に耐力壁が必要なためそれを包むようにロフトと空調が収まっています。 正面に木の頭が見えますが、東側にも小さな坪庭があり、1階では浴室と和室から眺めることができます。

キッチンからリビング、テラスを見る。

2階に溜まった熱気は、ロフトの上部に開く穴からロフトを通り外壁に取り付けられたファンより排気されます。ちなみに、OSB材の表面はサンダー掛けされ少し滑らかになっています。


このあたりがダイニングスペースになるそうです。



テラス。

周囲は何と7軒に接する敷地。そんな悪条件ながらもプライバシーを確保し、明るさと開放感、ゆったり寛げるリビングがあるデザインを目指したそうです。

========== japan-architects.com ===========
日本の建築家・インテリアデザイナー・ランドスケープアーキテクトと世界をリンク
ジャパンアーキテクツメンバーのプロフィール >>japan-architects.com

建築・デザインのイベント情報 >>What's happening
ジャパンアーキテクツへのお問い合せ >>事務局へメール