03 3月, 2011

君塚健太郎さんの「AZAMINO G/SOHO」

君塚健太郎さん/きみづかアーキテクツによる店舗兼住宅「AZAMINO G/SOHO」のオープンハウスに行ってきました。場所は横浜市青葉区の住宅地。

敷地面積176m2、建築面積72m2、延床面積128m2の木造2階建て。

地下にガレージが既存する敷地でしたのでそれを避けるように"L字"のプランに。

避けたガレージの上を広いテラスにしました。テラスに繋がる1階は、施主が運営するコミュニティサロンとして使われます。

玄関とは別にサロンへ出入りできるアプローチ。

玄関を上がるとサロンに付属するミニキッチンとカウンター。右のフロストフィルム張りのガラス扉は、閉めても玄関に光が入ります。

サロン。

サロンとテラスは可動間仕切りで全開にすることができます。吹き抜けからは2階のバルコニーより導かれた光が入るようになっています。


1階にはテラスを囲んで客間を兼ねた和室と、左には書斎兼事務用スペースも。これらは仕切りなしにサロンと一体の空間にできます。

2階へ上がる途中で振り返る。

主寝室。上は一つめのロフト。

LDK。この家は、子供は寝る時を除き共用部に居ることが想定され、いわゆる子供部屋はありませんが、充実した共用部によって、家全体が子供部屋のようにもなっています。


1階と2階が緩やかに繋がる吹き抜け。


ソファエリア。テレビはこちらに置くそうです。 右はトイレ、左に水回り。

ソファエリアから見る。

バスルーム。天井は斜線に合わせラウンドしています。

二つめのロフトはキッチンの上。子どもはここが気に入るのはないでしょうか。

君塚健太郎さん。「家というのは社会とは隔たれた世界と考えられがちですが、この家は、外からの出入りがあるサロンがあるため社会とつながっています。小さな吹き抜けは社会と繋がる1階と、住空間である2階の境界を曖昧にし、さらに、子供部屋という形式も持たないことで、親と子、個と社会との間で、豊かなコミュニケーションが育まれ得る住空間ができたと思います。」

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