14 4月, 2011

彦根明による住宅「ONZ」

彦根明/彦根建築設計事務所 (Akira Hikone / A. H. Architects) による文京区の住宅「ONZ」のオープンハウスに行ってきました。


敷地面積106m2、建築面積58m2、木造2階建て。 外壁はジョリパット仕上げ。

小気味よいリズムで並ぶ開口部。

玄関から北側の一番奥まで一直線の動線。左側は手前から子供室、中庭、主寝室。突きあたりが水回り。

子供室。家族が増えたときのために仕切ることも可能。

中庭は家の奥(北側)まで光を導くための重要なポイント。シマトネリコの周囲はタイルを敷いて仕上げる。

階段の裏は洗面台に。鏡側は出窓になっておりトップライトによりとても明るくなっている。

この住宅は水蓄熱型床暖(イゼナ社)がほぼ全面に埋設されている。通常の床暖とは異なり低めの温度設定で温めすぎにならず、家全体が寒いところがない程度に優しく温まるそうだ。

浴室は流しとの間にガラスの仕切りが取り付ける工事が残っている。

主寝室。

階段は中に鉄板を通して支持。

2階北側のDK。


中庭を囲む大開口。高さは約3.8m、特注の鉄サッシュで存在感たっぷり。(夏の日差しを覚悟しつつ)奥さまの強いご希望だったそうだ。
大きめの階段からは屋上へ。その下は収納とトイレ。

窓の上部には電動のブラインドが取り付けられる。

階段下のトイレはご主人こだわりのイギリス製の壁紙でワンポイント。

2階も南北一直線の動線。

南側には小さめの開口の小さめ個室と...

大開口のリビング。伸縮式のハシゴでロフトへ。


ロフトからも屋上へ上がることが出来る。

屋上は四隅に船舶照明。ワイン好きのご主人が夜ここでグラスを傾けるのでしょうか。

彦根明さん(左)と、お施主さん(右)。「とにかく家の奥まで明るくして欲しいとお願いしました。私が細かいところにこだわるので彦根さんはやりにくかったのではないでしょうか(笑)。でもとても丁寧に対応していただき、素晴らしい住宅を作っていただきました。」とお施主さん。



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