07 11月, 2013

「永山祐子展 建築から始まる未来」レポート

11月6日から表参道GYRE内、EYE OF GYREで始まる「永山祐子展 建築から始まる未来」に行ってきました。

 今年の夏、瀬戸内海に浮かぶ豊島にオープンした豊島横尾館と、宇和島の木屋旅館で行われたアートイベント「AT ART UWAJIMA 2013」を中心に「建築×アート×地域」をテーマにした展覧会。


 模型を中心に大型の画像と映像が囲んでいる。


 今年開館した '豊島横尾館'。3棟からなる古民家をリノベーション。横尾忠則の作品と建築が一体となる空間で、非日常と日常空間が隣り合う。


 反射面として様々な表情を生むガラスを多用。


 特殊な赤いガラスを使った赤いモノクロームの空間は色彩情報を無くし、展示される平面作品にのみ色彩が現れている。


 会場には赤いガラスのサンプルが置いてある。透かして見ると "かなり赤い"。


壁一面に美術館の中を回遊する映像が流れる。実際にその場にいるようなスケール感で投影されているので、腰掛けの辺りで見るとちょうど良い。 


 もう一つの模型は2012年リノベーションした '木屋旅館' 。1日に1組の客だけが泊まれ、その空間全てを堪能できる。 2階の床が透明アクリルになっている部屋や、司馬遼太郎が籠もった部屋などもある。


 「AT ART UWAJIMA 2013」の期間中にアーティストの束芋や、漫画家のほしよりこ とコラボした映像作品を紹介。


 ほしさんが作った物語をもとに、束芋さんが映像に仕上げたそうだ。壁には物語と挿絵が展示。


 まとめて1冊になったものが販売もされている。


 この部屋の奥には同じく「AT ART UWAJIMA 2013」で宇和島の商店街、宇和島きさいやロードで行われた展示の様子を紹介。


 さらに奥に赤い部屋。


 '理想の街を作りましょう' と題された観覧者が参加できるコーナーだ。


 建物型の発泡材に自由に絵や言葉を書き込み...


 架空の敷地に設置していく。


時折赤い照明に切り替わると、赤やオレンジで描いた絵は見えなくなる。


 赤い部屋は表参道側に面しており、このように見える。



永山祐子さん。もうすぐ臨月を迎えるお腹と一緒に。
「実物大に見える映像を使い、作品の中を歩き、変わりゆく視線を感じて戴ける体感的な展覧会にしました。赤い部屋では七夕の短冊に願い事を書くような感じで自由に表現して下さい。」

【永山祐子展 建築から始まる未来】
会期:2013年11月6日~11月24日
場所:表参道GYRE 3F、EYE OF GYRE
詳細:www.yukonagayama.co.jp/exhibition.html



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