02 7月, 2014

Niji Architectsによる「LGS HOUSE #01/ボーダーの家」

原田将史+谷口真依子/Niji Architectsによる「LGS HOUSE #01/ボーダーの家」のオープンハウスに行ってきました。東京・江戸川区、葛西駅より10分程の場所。

 敷地面積153m2、建築面積53m2、延床面積108m2。S造2階建て。
“ボーダー” とは、周辺環境と内部環境の “境界”、外壁の “横縞”、施主の趣味である “スノーボード” (スペルは違うが) などの意味。

 敷地は駐車場として使われている場所を分筆、手前は開放しているように見えるが旗竿敷地だ。奥も駐車場なので将来的に予測がつかない。


 正面から見ると、玄関ポーチに覆いがあり、左の庇は自転車置き場、この日雨でちょうど傘を開いているように見えた。
外壁は金属断熱サンドイッチパネル。 

 玄関を入ると左にLD、右に水回り。


 右を向くとトイレや洗面。


 左の引戸を開けると浴室。奥左はキッチンと、浴室を囲んで正に水回り。 



 リビング・ダイニング。鉄骨の躯体やデッキプレートは現しだ。ハイサイドとローサイドライトはぐるりと建物を一周し軽快に見える。 


 特殊鉄骨造を多く手掛ける日南鉄構より依頼された軽量鉄骨を使った新しい構法による住宅で、今後「LGS HOUSE」として展開していくそうだ。


 C型チャンネル材を一人で運べるくらいの部材にカットし、背中合わせにし主構造材とする。予め工場で製作したジョイント金物とボルト接合させる。写真の複雑な接合部も一つのジョイント金物で接合されている。


 階段の下は全て収納に。 


 2階へ。 


 階段から。ハイサイドライトにはいくつか突き出し窓が備わる。


 階段室の引戸。


 二階にはまだ何もなかった!将来家族が増えたとき可動式の家具を置いて仕切るように計画しているそうだ。
奥の壁の中はトイレと収納があり、その向こうに主寝室がある。 

 鉄骨を現しにしても美しく見るように心掛けたという。


左から原田将史さん、谷口真依子さん、担当の徳田直之さん。「旗竿敷地で周囲は駐車場で予測ができない、また屋内も今後どのようにでも変えていけるようなフレキシブル性を持たせました。」「LGS HOUSEとしてはまだプロトタイプです。いくつか課題も出ましたので今後に期待して下さい。」と原田さん。

========== japan-architects.com ===========
日本の建築家・インテリアデザイナー・ランドスケープアーキテクトと世界をリンク
ジャパンアーキテクツメンバーのプロフィール >>japan-architects.com

建築・デザインのイベント情報 >>What's happening

建築・デザインのお仕事 >>求人求職情報
ジャパンアーキテクツへのお問い合せ >>事務局へメール
>>Twitter   >>Facebook