18 10月, 2014

7組の建築家による「MAKE HOUSE 木造住宅の新しい原型展」レポート

10月17日より始まった「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH」関連イベント「MAKE HOUSE 木造住宅の新しい原型展」を見に行ってきました。場所はTokyo Midtownコートヤード。

 コートヤードには特設のドームが現れた。

《以下展示概要より抜粋》
「 "耐震構法SE構法” を展開する(株)エヌ・シー・エヌの依頼を受けた気鋭の建築家7組が、”パーツ化" をキーワードにこれからの住宅を提案をするという企画・・

 規格、寸法の考え方から、今後の住宅ビジネスの仕組みまで、多彩なアイデアをもとに住宅を設計。それはまるで、新しい住宅づくりの "レシピ" のよう・・


 建築家の提案から少なくとも1点以上が選ばれ、実際に建設し、販売まで行うことも同時に企画中」とのこと。


 ドームに入ると、集成材とSE金物の “SE工法” で組まれた架構になっており、各建築家のブースが7つ並んでいる。


 レセプションでは本展企画の岡田栄造さん進行により、 


 7組の建築家からプレゼンテーションが行われた。
左から、吉村靖孝、藤原徹平、藤村龍至、中山英之、長坂常、谷尻誠、禿真哉、鈴野浩一の各氏。

これだけ個性溢れる建築家たちが、同じお題に対してどのような答えを出すか非常に興味がある。
まずは7作品をご覧いただき、どの作品がどの建築家のものか考えてみて下さい。 
 A


 B


 C


 D


 E


 F


 G

以下答えです。



 A: 「内と外の家」藤原徹平(フジワラボ)
二重線のグリッドで光や風の通り道をつくる。 自然を無理なく内部に取り込む家。

 B: 「アプリの家」吉村靖孝(吉村靖孝建築設計事務所)
自分で設計できる。すぐに値段が分かる。住み手が家づくりに参加できる新しい仕組み。

 C: 「 大中小の家 」中山英之(中山英之建築設計事務所)
巨大なテーブル、大きなテーブル、ふつうのテーブル。大きな屋根の下で家具を並べるように生活の場をつくる。


 D: 「開かれた家」鈴野浩一+禿真哉(トラフ建築設計事務所)
生活の変化に合わせて部屋を増やせる、減らせる。 多様なライフスタイルを許容する骨格と、家具のようにつくれる部屋。

 E: 「高床の低い家」谷尻誠(サポーズデザインオフィス) 
斜面にも水上にも、高床だから様々な敷地に建てられる 。天井高を抑えてエネルギー効率を高め、コンパクトで豊かな空間を安価に。


 F: 「つくる家」長坂常(スキーマ建築計画一級建築士事務所) 
シンプルな躯体を買ったらあとは作りながら住む。DIYが好きな人たちのための、自分で作れる家とそれを助けるパーツです。 


G:  「柱と梁の家」藤村龍至(藤村龍至建築設計事務所)
SE構法の原点に戻り、必要なパーツを見直し柱と梁の2種類に。室内に現れる大黒柱が、新しい暮らしのよりどころになります。

作品の詳細は是非会場でご覧下さい。

 会場には建築家たちの似顔絵スタンプが置いてある。


数量限定トートバッグに自由にデザインしながらスタンプを押す姿が。

【MAKE HOUSE 木造住宅の新しい原型展】
会期:10月17日〜10月26日
会場:Tokyo Midtown コートヤード
詳細:www.ncn-se.co.jp/makehouse/


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