20 4月, 2011

藤村龍至さんの「東京郊外の家2(倉庫の家)」

藤村龍至建築設計事務所 (ryuji fujimura architects) による「東京郊外の家2(倉庫の家)」の内覧会に行ってきました。場所は川崎市中原区の住宅地。


敷地面積58m2、建築面積32m2。RC造の地下とS造の地上2階建て。

シンプルな箱形の外観を見ながらガレージに入ると1.5階分の吹き抜け。単に駐車スペースだけの用途ではないようです。

玄関を入りLDK。左は担当の畑さん。

1階LDK。

ガレージと同じ1.5階分の高さ。右上に一段あるスペースはロフト。

地下へ。階段周りは仕上げが完了していないそうです。

下りると納戸兼ワークスペース。左は寝室。ドライエリアが設けてあり明るくなっています。

反対側は水回り。地下は当初計画にありませんでしたが、地盤の問題で深い杭を打つ必要があったことから、それなら杭を打つ代わりに地盤改良を兼ねた地下スペースを設け居住エリアを拡げることにしたそうです。

浴室にもドライエリア。この上が家の正面になります。

上階へ。


バルコニーからはガレージを望むことができます。

編集者の施主のために階段室の中2階から2階の天井まで高さ4.7mの書棚。後ほどハシゴが付くそうです。

2階。この上にもロフトがあり、流しの向かいにトイレ。奥の個室にも3つめのロフトがあります。

2階主寝室。階段室の最上部にはトップライト。開閉も可能で地下を含め各部屋の空気が流れ出ていきます。

階段室上のロフト。

窓は一手間掛けサッシュが見えないようになっています。

2階個室。ローサイドとハイサイドウィンドウの組合せで空気の流れをコントロール。左の小窓は階段室へ。

小窓から階段室を見下ろす。対角にガレージを見ることもでき、縦方向に奥行きを感じられるように工夫されています。

藤村龍至さん。「この周辺はご近所がとても密着した雰囲気です。ガレージに大きな気室をとることでここが駐車スペースだけでなく、ガレージセールなどでご近所が集まったりしながら、個と地域社会が結びつくような働きをしていってくれたらと思います。 」



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