09 7月, 2011

【震災復興支援提案】東日本大地震支援プロジェクト by 坂茂: 続報

先の東日本大地震にて、いち早く紙パイプを使った避難所用間仕切りシステム(PPS4)の供給で支援活動を開始した坂茂建築設計/Shigeru Ban Architects
次のフェーズとして、コンテナを利用した仮設住宅の支援プロジェクトが発表されましたので紹介します。

■多層コンテナ仮設住宅
被災地での仮設住宅の建設が行われているが、十分な平地が確保できず、必要な戸数を供給できる目処が立っていない。
そこでコンテナを使って多層(2〜3階)の仮設住宅の建設を提案。
モデルルームを宮城県女川町総合運動場に作り、7月17日に一般公開。
仮設住宅とマーケット

30m2タイプ 内観

模型写真。市松に積み上げることで使用コンテナの数を半減させた上、LDK空間にもなる

3階建てが可能で、狭い敷地や斜面でも多くの戸数を建設可能(photos & text: SBA HPより)

○公開日時:2011 年 7 月 17 日(日) 11:00AM から
○場所:
宮城県女川町総合運動場内 野球場外脇(ホームベース側)
※17日以外のご見学については、下記までご連絡ください。17日以降は工事現場事務所としての利用になります。
○連絡先:坂茂建築設計  担当:渡部 TEL: 03-3324-6760
○email:
rwatabe@shigerubanarchitects.com


東日本大地震における、これまでの坂茂建築設計の支援も紹介します。

■紙パイプを使った避難所用間仕切りシステム(PPS4)の供給は各避難所で大活躍、7月4日現在1,693セット設置。


(photos & text: SBA HPより)

■その後、間仕切りを設置するだけではなく、ストレスの溜まる生活を少しでも和らげるような活動も必要だと感じ、世界的に活躍されているヴァイオリニストである五嶋みどりさんと一緒に避難所へ訪れ、被災者の方々へ向けた演奏会を開催。(5月29日於:ビッグパレットふくしま)

■坂本龍一氏が進める森を守る財団「More Trees」と、ルイ・ヴィトン ジャパンの協力で、森の間伐材を使いテーブルをつくり避難所や仮設住宅に寄付する計画。このテーブルは間伐材の天板と紙管の脚の組み合わせで低いちゃぶ台にも高いテーブルにも使えるようになっている。


今後も進展がありましたら、当ブログでさらに紹介して行く予定です。
※ジャパンアーキテクツでは、先の東日本大震災の復興支援に関する、建築分野からの支援活動や関連情報をお伝えすることで、復興や被災者のための支援のお手伝いができればと考えております。建築家の観点からのご提案などございましたら、ジャパンアーキテクツ事務局までメールでお寄せ下さい。


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