04 4月, 2013

京都大学高松伸研究室建築作品展「ORIGIN」

京都大学高松伸研究室建築作品展「ORIGIN」展の内覧会へ行ってきました。

京都大学高松伸研究室建築作品展は、毎年学生の手によって社会に投げかける機会として開催しています。展示は、卒業設計や学部生の作品、国際設計競技参加作品に加え、昨年より卒業生も展示に参加。今回の展示では、16年間京都大学の建築学科の教授を務めた高松教授が京都大学高松門下生の全てに向けて問い続けた「建築のORIGIN(起源)」をテーマに、京都大学高松伸研究室の卒業生(1期生〜14期生)がそれぞれの視点からこの問いに応えます。


学部生設計演習作品
「建築ドローイング」2年生に与えられる課題。建築家・高松伸氏の鉛筆ドローイングを学ぶ。3回生の設計演習では、建築のアイディアをどのように展開し、形にしていくかを学びます。

卒業設計作品

卒業設計作品
「EARTHTECTURE tokyo water passage」吉田絢子

卒業設計作品
「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」渡辺郁 

卒業設計作品
「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」渡辺郁 

卒業生作品展示風景
開催場所は京都文化博物館。


卒業生作品
左から、荻原雅史、川上聡、中西ひろむ、藤田慶
卒業生の中には、既に建築家として活動し、実施作品を手がけている方も。「建築とは〇〇である」または「建築と〇〇」として「建築のORIGIN(起源)」をテーマに回答するように展示されていました。

卒業生作品
まだ卒業して間もない卒業生は、学生時代に高松教授と手がけたプロジェクトを展示。

卒業生作品
海外に移住し、活動をする卒業生も。




現在、ドイツのハンブルグで KAWAHARA KRAUSE ARCHITECTSの代表を務め、昨年にはドイツの雑誌社Bauweltが主催する新人賞を受賞した高松伸研究室第6期生の川原達也氏にお話を伺いました。右はパートナーのEllen KRAUSE氏。


「高松教授に学んだことは?」という問いには、「参考図書がつねに建築とは無縁な文学ばかりでしたが、それらを通して、ことばによって紡ぎだされた空間のリアリティーを学んだように思います。そして、ことばで構想した空間を捕まえるために、不断に手を動かしながら建築を構想していくことの大切さを学びました。」川原達也氏の作品のテーマである『建築とはナラティブである』は、文法を開発するように独自の建築を表現する方法の開発をしているようでした。



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