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19 4月, 2010

藤本壮介による「東京アパートメント」


藤本壮介 (Sou Fujimoto) による「東京アパートメント」を見学してきました。場所は板橋区小竹向原駅から10分ほどの住宅地。[tokyo apartment]


引渡しの日で、一部最後の仕上げを行っていた。

"家型"のボリュームが2~3個で1つの住戸となる長屋で、オーナー住居+賃貸、計4つの住戸からなる。

まずは南側にある階段でBルームへ。

玄関を入るとすぐにガラス張りのと水回り。

柱やブレースにもFRPで防水加工がしてある。

LDK。こちらBルームは2LDK、41m2で賃料は17万円。

ベッドルーム。

"離れ"と呼ばれる3階へは、ハシゴで別のボリュームへ。

枝(梁)を避けながら木登りをするような感覚でよじ登る。

途中で体の向きを変えもう一つハシゴを登るが非常に狭い!
しかしここで棟の連結部分がよく見える。

3階。差し込む光と、柱や梁の影の揺らぎがツリーハウスのようだ。


降りるときの様子。体をねじったり、頭をかがめたり、しゃがんだりと一苦労。




2階の外階段から続く屋根の上の階段。階段に座って街並みを一望することができる都会の山登りという新感覚。

さらに上には何やら上れそうで上れない階段が(!)。こちらの屋根には、将来共同使用できるバルコニーを付ける予定だそうだ。

次は北側の階段でCルームへ。

玄関を入るとダイニング・キッチン。3段上がって別ボリュームのリビングへとつ繋がっていく。

リビング。左は水回り。

トップライトがあるためが明るく開放的。こちらCルームは1LDK、30.5m2で賃料14万円。

バスルームからリビングを見る。

こちらは3層からなるAルーム。エントランスからの眺め。

地下室があり音楽も可。事務所として使用も可。

2階寝室。Aルームは2LDK、56m2で賃料は20万円。

引越が進むオーナーの部屋も見学させていただいた。こちらの1階と、地下にも部屋がある。
銅箔を貼った柱が見えるが、これは賃貸住戸の柱にも当初存在していたという藤本さん幻のデザインだとか。他は全て上から白く塗り直してしまったが、この部屋だけはオーナーの希望で銅箔を残してもらったそうだ。

一見ショップ風のオーナー住戸入り口。「ここに色々な人たちに集まってもらって、一緒に企画やイベントをしたり、あたらしいコミュニティーを作って行きたいと思っています。だから入りやすいようにしてあります。」とオーナーの上田さん。自らのホテル勤務の経験を活かし、積極的に「東京アパートメント」をホスピタリティーの精神で育ていく熱き思いを語ってくださいました。


お問い合せ:株式会社アルネット
http://tokyo.takuti.jp/


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