![](https://2.bp.blogspot.com/-_ozxrub1ON4/Wh4nQqHSd_I/AAAAAAAAL_s/43hl-GXcI6cPhzCyQBSlhSZciefmQ2eNQCLcBGAs/s640/171129_01.jpg)
主催・会場はブラジル大使館。
2015年から16年に掛けてすぐ近くのワタリウム美術館で「リナ・ボ・バルディ展」が開催された。それがきっかけで今回の出版に繋がるのだが、この出版をブラジル大使館が是非祝いたいと、開催を申し出たという。
![](https://2.bp.blogspot.com/-r3PmuqZAvGc/Wh4nQ07Ix1I/AAAAAAAAL_w/UWWnj-YOf7sPFrNoxh_lGrXzH9oBTEV7wCLcBGAs/s640/171129_03.jpg)
![](https://3.bp.blogspot.com/-8qoilORakLw/Wh4nQ6CCW5I/AAAAAAAAL_0/nXDXVScOBSI3Wk687IPoEwwEi7YHPdfEQCLcBGAs/s640/171129_02.jpg)
リナ・ボ・バルディは1914年ローマ生まれ、ローマ大学建築学部を卒業後ジオ・ポンティに師事、'46年にブラジルに移住、'51年ブラジル国籍を取得。独創的な作品を幾多手掛け、'92年に78歳で亡くなる。
![](https://3.bp.blogspot.com/-PxaPye0qMS4/Wh4nR9oZrjI/AAAAAAAAL_4/bRLeUQgB_4I0H-7Dxdp4ZkPuo2vpSWRTgCLcBGAs/s640/171129_04.jpg)
アンドレ・アラーニャ・コヘーア・ド・ラーゴ駐日ブラジル大使 [Mr. Andre Aranha Correa do Lago]。大使は建築に大変造詣が深く、リナがなぜ注目されるのが遅かったのか解説してくれた。
「ブラジルにはリオ学派と、サンパウロ学派と大きく二つの学派がある。'64年に軍事政権が誕生し、リオ学派が主流となった。ニーマイヤーはリオ学派だったため、広く報道され有名になったが、リナやパウロ・メンデス・ダ・ロシャらサンパウロ学派は報道される機会がなかった。ダ・ロシャはその後プリツカー賞を受賞したが、リナも生きているうちにもっと注目されれば間違いなくプリツカー賞を受賞していただろう。」
![](https://4.bp.blogspot.com/-VCppYZgM43w/Wh4nSXyGUhI/AAAAAAAAL_8/fxoBvAXdBBwWTaCgPjZlGo7Ah7wnaH6aQCLcBGAs/s640/171129_05.jpg)
記念トークも開催され、ワタリウム美術館館長の和多利恵津子さん(左)の進行で、実際ブラジルでリナの作品を訪れている妹島和世さん(中)、塚本由晴さん(右)が解説。
![](https://3.bp.blogspot.com/-BL5yoHA385E/Wh4nSqSdFXI/AAAAAAAAMAA/t_A2lpfTLzcQMOpIF7SF_H-AOCXBWTDVgCLcBGAs/s640/171129_06.jpg)
〈リナ・ボ・バルディ - ブラジルにもっとも愛された建築家〉
内容を少し紹介。
![](https://3.bp.blogspot.com/-0eNkRsvgPc0/Wh4nTE6iLjI/AAAAAAAAMAE/zy5B7_jATfckO5AExuY6ZFxGuqz6KAFswCLcBGAs/s640/171129_07.jpg)
〈ガラスの家〉1951
ブラジルに移住して数年後に建てられた自邸。竣工時は周囲に木々のない新興住宅地だったが、60年経ちうっそうとした木々に囲まれている。
手前の斜面に白い池があるが、妹島さんはこの池のインスパイアされてMARUMARUチェアーをデザインしたそうだ。
![](https://4.bp.blogspot.com/-PuGCjojYEu0/Wh4nTnYcO3I/AAAAAAAAMAI/xaJFZTglmvsDYWdvDrpjs-XnEWWjkgA7ACLcBGAs/s640/171129_08.jpg)
現在は記念館として見学可能で、展覧会などのイベントにも利用されている。
![](https://3.bp.blogspot.com/-1OsyCcttuk0/Wh4nUNVu3FI/AAAAAAAAMAM/gCV0CftHg9sb6en__ZXqI7jU-zK1hezfACLcBGAs/s640/171129_09.jpg)
〈サンパウロ美術館〉1968
宙に浮くことでピロティを人々が利用し、展示室からは外を行き交う人々と空間が重なり、街と建築が一体となる。
![](https://3.bp.blogspot.com/-_f1-i9UMwyc/Wh4nUPjIELI/AAAAAAAAMAQ/msjHFre1OdUWTCdI-rxJLtPuD4DQKyGrwCLcBGAs/s640/171129_10.jpg)
美術館でありなから壁のない展示室。妹島さんは大好きだと言うが、自作にも影響があることを感じさせる。
![](https://4.bp.blogspot.com/-9jT-JHdrjyk/Wh4nUpi1MXI/AAAAAAAAMAU/v9Ps40CQC2AfP8bHXehh291pAj6n0b31ACLcBGAs/s640/171129_11.jpg)
〈テアトロ・オフィシナ〉1989
軍事政権への抵抗を示していた劇団テアトロ・オフィシナのための劇場。
![](https://3.bp.blogspot.com/-AxeaYuL-J5w/Wh4nVc5e6UI/AAAAAAAAMAY/kRePc7r6nsclyRxPJBYbhRv4PXlSaaijwCLcBGAs/s640/171129_12.jpg)
9m×50mの細長い建物をリノベーション。鉄骨足場を組んだ垂直の観客席と路地のような舞台を持つ。塚本さんは「建物はこの地と一体となり、劇団員はこの建物と一体となりここに住むように活動している。ものすごいエネルギーを感じる建築。」と絶賛。
【リナ・ボ・バルディ - ブラジルにもっとも愛された建築家】
監修:和多利恵津子(ワタリウム美術館)
協力:リナ・ボ・バルディ財団
定価:本体4,300円+税
発行日:2017年11月22日
発行:TOTO出版(TOTO株式会社)
詳細:http://www.toto.co.jp/publishing/detail/A0369.htm
![](https://4.bp.blogspot.com/-VCppYZgM43w/Wh4nSXyGUhI/AAAAAAAAL_8/fxoBvAXdBBwWTaCgPjZlGo7Ah7wnaH6aQCLcBGAs/s640/171129_05.jpg)
記念トークも開催され、ワタリウム美術館館長の和多利恵津子さん(左)の進行で、実際ブラジルでリナの作品を訪れている妹島和世さん(中)、塚本由晴さん(右)が解説。
![](https://3.bp.blogspot.com/-BL5yoHA385E/Wh4nSqSdFXI/AAAAAAAAMAA/t_A2lpfTLzcQMOpIF7SF_H-AOCXBWTDVgCLcBGAs/s640/171129_06.jpg)
〈リナ・ボ・バルディ - ブラジルにもっとも愛された建築家〉
内容を少し紹介。
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〈ガラスの家〉1951
ブラジルに移住して数年後に建てられた自邸。竣工時は周囲に木々のない新興住宅地だったが、60年経ちうっそうとした木々に囲まれている。
手前の斜面に白い池があるが、妹島さんはこの池のインスパイアされてMARUMARUチェアーをデザインしたそうだ。
![](https://4.bp.blogspot.com/-PuGCjojYEu0/Wh4nTnYcO3I/AAAAAAAAMAI/xaJFZTglmvsDYWdvDrpjs-XnEWWjkgA7ACLcBGAs/s640/171129_08.jpg)
現在は記念館として見学可能で、展覧会などのイベントにも利用されている。
![](https://3.bp.blogspot.com/-1OsyCcttuk0/Wh4nUNVu3FI/AAAAAAAAMAM/gCV0CftHg9sb6en__ZXqI7jU-zK1hezfACLcBGAs/s640/171129_09.jpg)
〈サンパウロ美術館〉1968
宙に浮くことでピロティを人々が利用し、展示室からは外を行き交う人々と空間が重なり、街と建築が一体となる。
![](https://3.bp.blogspot.com/-_f1-i9UMwyc/Wh4nUPjIELI/AAAAAAAAMAQ/msjHFre1OdUWTCdI-rxJLtPuD4DQKyGrwCLcBGAs/s640/171129_10.jpg)
美術館でありなから壁のない展示室。妹島さんは大好きだと言うが、自作にも影響があることを感じさせる。
![](https://4.bp.blogspot.com/-9jT-JHdrjyk/Wh4nUpi1MXI/AAAAAAAAMAU/v9Ps40CQC2AfP8bHXehh291pAj6n0b31ACLcBGAs/s640/171129_11.jpg)
〈テアトロ・オフィシナ〉1989
軍事政権への抵抗を示していた劇団テアトロ・オフィシナのための劇場。
![](https://3.bp.blogspot.com/-AxeaYuL-J5w/Wh4nVc5e6UI/AAAAAAAAMAY/kRePc7r6nsclyRxPJBYbhRv4PXlSaaijwCLcBGAs/s640/171129_12.jpg)
9m×50mの細長い建物をリノベーション。鉄骨足場を組んだ垂直の観客席と路地のような舞台を持つ。塚本さんは「建物はこの地と一体となり、劇団員はこの建物と一体となりここに住むように活動している。ものすごいエネルギーを感じる建築。」と絶賛。
【リナ・ボ・バルディ - ブラジルにもっとも愛された建築家】
監修:和多利恵津子(ワタリウム美術館)
協力:リナ・ボ・バルディ財団
定価:本体4,300円+税
発行日:2017年11月22日
発行:TOTO出版(TOTO株式会社)
詳細:http://www.toto.co.jp/publishing/detail/A0369.htm
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