黒崎敏/APOLLO一級建築士事務所 (Satoshi Kurosaki / Apollo Architects & Associates) による台東区の住宅「LATTICE」を見学してきました。台東区入谷の下町で昔ながらの街並みが残るところ。
敷地面積45m2、建築面積34m2、延床面積101m2。RC造3階建て。敷地の間口は4mだ。
ファサードは高さ7.3m、全面黒に塗装されたベイマツ材のルーバーで覆われている。手前に2m程キャンティレバーで支持されたガレージの奥に玄関。
玄関を入ると左一面に鏡。奥に個室。
個室から振り返る。 建具や家具はローズウッド材、床はアッシュ材にブラックオイルを塗布したもの。
ハロゲンのスポットライトを使い階段室を演出している。
2階。階段を上がって右に水廻り、左(写真奥)にウォークインクローゼットと主寝室。
主寝室。ルーバーのピッチは狭めなのでブラインド越しに見ているようだ。
ファサードのルーバーと同じピッチで仕上げた収納の引戸。
洗面。浴室はシティホテルの雰囲気。
3階。階段室を挟んでDKとリビング。
奥行きのある敷地のため、階段室をセンターに設けペントハウスから光を落としている。
リビング。シンプルな面と線の構成。
ルーバーは夏場の西日を和らげ、外部からの視線を遮るためだ。
リビングを振り返ると階段室を介して光が注ぐ様子がよく分かる。
ダイニング・キッチン。
DKの上はロフトスペース。
ロフトスペースはにじり口をくぐって和室になっている。
ダークな畳を敷き、モノトーン空間を和室にも踏襲。
和室の壁や天井はポーターズペイントによる仕上げ。
ペントハウスと屋上。
「施主は単身の男性であることから徹底して大人の "格好いい" 空間を望まれたので、男っぽさが漂うシンプルでハードな住宅に仕上げました。」と黒崎さん。
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