藤村龍至建築設計事務所 (Ryuji Fujimura Architects) による「家の家」の内覧会に行ってきました。(2012年11月)
敷地面積108m2、建築面積49m2、延床面積84m2。木造2階建て。左右 (北南) のヴォリュームの幅はそれぞれ6mずつに分けられている。
建物の南端は設備室。通常給湯器やエアコンの室外機、メーター類は建築とは切り離して考えられるが、藤村事務所ではしばしば建築の一部として取り込まれている。
玄関扉とほぼ同サイズの2階の窓が目を引く。
玄関を入ると正面にリビング、左右は水回りで配管が一直線に設備室へ繋がる構成。
リビングは建物の中心に大黒柱がシンボリックに立ち2階天井まで貫く。
玄関方向を振り返る。柱は60角の鉄の無垢材。左の小さな開口はキッチン。
北側の窓は高めの位置に。
北側と同じサイズの窓を南側では低めに。窓の向こうに低い方のヴォリュームが見える。
水回りは低めに設計されていおり、リビングとのシーンの切り替えを演出。
浴室から、洗面室、パントリー、キッチン、玄関、トイレまで見通せる。
さらに浴室から外を見ると、隣家の庭が同じように設けてあるため4軒先まで見通せる。
北側のヴォリュームの平面は縦横6m。2階の窓が軒ぎりぎりに開口しているのにお気付きだろうか。
2階へ。
2階には個室3つと、左にトイレ。2段上がった側は屋根が切り妻から寄せ棟に切り替わり、天井を低くしている。
2段上がって振り返る。左が子供室、正面は玄関上の窓でスパッと切り抜かれたようなデザインだ。
子供室の上部は抜けている。
窓が軒ぎりぎりな様子。窓上部の梁に太い木材ではなく、細いアングル材を使用し軽快感をだしている。
主寝室。
中心を抜くことで排熱と、2階空間の一体感が生まれる。
藤村龍至さん。「施主はヨーロッパ生活を経験しているためか日本の定尺的な空間は望まれず、必要な物を必要なところに理屈に沿って設えるお考えでした。私からは様々に切り替わるシーンを軽快ながらも緊張感のあるバランスで表現しました。」
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