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07 3月, 2012

エマニュエル・ムホーさんによるISSEY MIYAKE「bloom bloom bloom」

3月7日より伊勢丹新宿で開催のエマニュエル・ムホーさんによる会場デザイン、ISSEY MIYAKE「bloom bloom bloom」をデパート開店前に内覧してきました。

ISSEY MIYAKEは2012年春夏コレクションより4代目デザイナー宮前義之さんにバトンタッチ。新しいISSEY MIYAKEのスタートを表現。


花咲く春をイメージ。このスティックでできたフラワーは2010年ISSEY MIYAKEの青山店でディスプレーした「sticks」や、2011年のデザインタイドで発表した「toge」を進化させた。




ロゴもエマニュエルさんによるデザイン。 左に見えるのは人気のバッグBAO BAOのスペシャルカラー。

床や壁面にはフラワーのグラフィック。

このイベント限定のTシャツにもフラワーがプリント。

こちらも限定のシリコン製のアクセサリー。パッケージにはフラワー。

さらにこちらも限定の有田焼ワイングラスやマグカップとパッケージ。


エマニュエル・ムホーさん。「服はとても柔らかく透明感のあるコレクションになっていますので、対照的に直線的なデザインのフラワーを咲かせました。皆が幸せになれるよう思い切り春の雰囲気にしました。」

【bloom bloom bloom】
2012年3月7日〜13日/伊勢丹新宿本店1階 ザ・ステージ
2012年3月15日〜19日/日本橋三越本店1階 中央ホール

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06 3月, 2012

アトリエ天工人による「港区Mアパートメント」

山下保博さん率いるアトリエ天工人 (Yasuhiro Yamashita/Atelier Tekuto) による「港区Mアパートメント」のオープンハウスに行ってきました。場所は西麻布の住宅地。

敷地面積163m2、建築面積98m2、RC造4階建て。戸数は5戸。

通路の確保や建ぺい率を考慮しながら床面積を得るため北側には傾斜がついています。ファサードの仕上げはシャトーデルタ。

建物は手前西側と奥の2つのボリュームを、階段室で繋ぐように構成。西側はメゾネットの2戸、東側は3戸。
直前の雪の影響で作業が押したそうで、外構をはじめ一部作業中の箇所が残っていました。

奥の扉が101号室。右の扉から他の4戸に繋がるエントランスホール。 アプローチはコンクリートを敷いて仕上げる予定。

101号室。玄関はバイクも置けるように広く観音開きの扉。

LDKは11.4帖。左側には6帖の寝室。中央に見える通路からは納戸と水回りへ。

エントランスホール。ホワイトシカモア材 (カエデ) で造作されたパネルの窪みは荷物置きや腰掛けにもなる。

203号室。玄関は2階にありキッチン+LD、下階には寝室や水回り。玄関の床は人研ぎ仕上げ。

こちらの床はウォールナット材。

キッチンの右には中庭。3箇所ある中庭によって各部屋には必ず5〜6箇所の窓が設けてあり通風と採光に配慮されています。

階段を下り1階の寝室へ。外構には植え込みや塀が立つそうですので、こんなにオープンではありませんのでご安心を。

各部屋の水回りは中庭に面するように構成されています。また水回りも人研ぎ仕上げ。

1階を逆方向から。エアコンの下は収納で後ほど扉が付きます。収納の裏が階段と、その奥は納戸にも書斎にも利用可能なスペース。
因みにこの部屋は58m2で家賃257,000円。

301号室は北側斜線の壁が斜めにありますが立体的な構成でとても変化があります。


東側にはお寺の立派な樹木が借景で広がります。

6帖の寝室

301号室は半階上がって4階があります。

静かな佇まいの4階は11.7帖。

中庭をまたぐ階段をさらに半階上ると7帖のプライベートルーフバルコニーも。残念ながら当日は上がれず。


301号室は63.2m2で家賃は319,000円。


「アパートとはいえ戸建て住宅と同様に通風、採光、2.5mの天井高、外断熱など当たり前の快適要素を取り入れました。通風・採光を十分にするために中庭を3つ設けることでサンルームやインナーバルコニー等の住宅としての付加価値も生まれました。」と山下保博さん。

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05 3月, 2012

2012年プリツカー賞 王澍 (Wang Shu) が受賞

2012年プリツカー賞受賞者は、world-architectsメンバーである中国の王澍 (Wang Shu/Amateur Architecture Studio) に決まりました。
主に中国国内で建築を手掛ける王、中国人初の受賞となります。

Photo by Zhu Chenzhou

Photo by Lv Hengzhong, Courtesy of Amateur Architecture Studio

Photo by Lu Wenyu, Courtesy of Amateur Architecture Studio

Photo by Lu Wenyu, Courtesy of Amateur Architecture Studio

Photo by Lv Hengzhong, Courtesy of Amateur Architecture Studio

Photo by Lv Hengzhong, Courtesy of Amateur Architecture Studio



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28 2月, 2012

パリ若手建築事務所訪問、モロークスノキ建築設計

パリの建築事務所を尋ねて来ました。

今回事務所を訪問させて頂いた、MOREAU KUSUNOKI ARCHITECTES(モロークスノキ建築設計)は、若手建築事務所が集まるリパブリックエリアに在りました。

パリの設計事務所はファッション関係やデザイン事務所が多い、10区(リパブリックエリア)から11区(バスティーユエリア)にかけて途切れなく広がり集まっています。
ブティックやギャラリー、レストランなどが建ち並ぶ活気のある楽しいエリアです。



_MOREAU KUSUNOKI ARCHITECTES(モロークスノキ建築設計)

日本ではシェアオフィスという考え方は未だにあまり浸透していないようですが、海外では似たような業種が集まり、工場跡等の広い空間を分割し間借りすることが一般的。特に若い世代のクリエイターやフリーランサーが主に活用しています。

個人事務所は打ち合わせスペースや模型室などの空間を確保するのも大変ですが、シェアオフィスは経済的。シェアオフィスでは空間をシェアするだけはありません。同業者や制作会社と様々な意見や情報を交換できるメリットがあり、若い世代には特に重要視されています。


_他にシェアオフィスとして活用している建築事務所

MOREAU KUSUNOKI ARCHITECTES(モロークスノキ建築設計)もまた、大きなワンフロアの一角を他3つの建築設計事務所とシェアしています。


_事務所の様子

2011年に独立したばかりのMOREAU KUSUNOKI ARCHITECTE はフランス人のニコラ・モロー氏 (Nicolas Moreau )と日本人の楠寛子(クスノキ・ヒロコ)氏の2人で結成されました。


_左:ニコラ・モロー氏 右:楠寛子氏
_コミュニケートする建築、感じたり考えたりするきっかけになる建築を作りたいと語る。

楠寛子氏は坂茂建築設計(東京・パリ)に勤務し、HW/Atelier Jean Nouvel とCIGUE, Montreuil にてパリの設計事務所を経験後、ニコラ・モロー氏とMOREAU KUSUNOKI ARCHITECTE を設立。

ニコラ・モロー氏は2005年より3年間東京の設計事務所で経験を積んでいます。
最初に入所した Sejima And Nishizawa And Associates (SANAA) では、唯一のフランス人スタッフとしてルーブル美術館ランス新館設計コンペに参加し、SANAAは最優秀賞獲得。
その後勤めた隈研吾建築都市設計事務所では、自ら海外コンペを見つけ積極的に参加。在所中にモロー氏が手がけたコンペの数は、なんと27!そのうち7つのコンペ案が通り、5つが実施設計まで至った。現在、4つのプロジェクトが現場進行中だという。モロー氏は実施設計のため2008年にKuma & Associates Europeを設立し、隈研吾氏のパートナー兼事務所長となった建築家。
2011年、楠寛子氏と事務所を設立。




_FRAC Marseille/Fond Régional d’Art Contemporain Marseille (マルセイユ市現代アートセンター)
© KUMA&ASSOCIATES EUROPE

モロークスノキ建築設計が手がける現在進行中のプロジェクトの一つに、FRAC Marseille/Fond Régional d’Art Contemporain Marseille (マルセイユ市現代アートセンター)があります。こちらは Kuma & Associates Europeから引継いでいるプロジェクト。



_FRAC Marseille/Fond Régional d’Art Contemporain Marseille (マルセイユ市現代アートセンター)
© KUMA&ASSOCIATES EUROPE


マルセイユは2013年の欧州文化首都に選定され、2013年には年間を通じて様々な文化行事が開催される予定。こちら、マルセイユ市現代アートセンターの他に欧州・地中海文明博物館なども計画されています。


_FRAC 現場の様子
© KUMA&ASSOCIATES EUROPE


_FRAC 現場の様子
© KUMA&ASSOCIATES EUROPE


_FRAC 現場の様子
© KUMA&ASSOCIATES EUROPE


_FRAC 現場、ファサード
© KUMA&ASSOCIATES EUROPE

その他のプロジェクトには、フランスに展開する日本料理店の設計や、Landry House(ノルマンディーの別荘)などを手がけています。



_Habiter Autrement 勤務時に楠氏が描いたマスタープラン ドローイング
© HABITER AUTREMENT + HIROKO KUSUNOKI


パリの若手建築設計事務所の中でのMOREAU KUSUNOKI ARCHITECTE の位置づけは?という問いに『関係、感覚、スピードなどにおける日本的なエッセンスを活かしていくことを期待されている気がしますし、私たちもそうしたいと心がけています。』と楠氏が答えてくれました。


_事務所の様子
MOREAU KUSUNOKI ARCHITECTES(モロークスノキ建築設計)

日本的な要素とフランス的な要素をそれぞれが異なった経験によって持ち合わせている2人。彼らはフランス人が受け入れられる日本的なものをよく熟知しています。文化を重ねる時にはお互いの文化を良く知ることがとても大事なように、彼らの手がける設計にはフランス的な要素と日本的な要素、その両方が存在しているようでした。


_ポートフォリオ



_モロー氏がKUMA&ASSOCIATES EUROPE 勤務時に手がけた作品
©
KUMA&ASSOCIATES EUROPE


最後に、これらからの課題として『全体的にも、マニアックにも考えられるように少しずつ経験を重ねていくこと。これはフランスと日本の視点の相違にも似ています。』と。

MOREAU KUSUNOKI ARCHITECTE が手がける建築がどのように発展してゆくのか、これから楽しみです。


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