muonは、関東を中心に全国にヨガやピラティスなどのプログラムを展開する「スタジオ・ヨギー」の新業態で、日本初の瞑想専用スタジオだ。
新宿WESTスタジオの一部を瞑想スタジオ「muon」に改装。
瞑想の世界へ続く結界として「参道」を進み、静かに非日常のときへ誘う。
待合室に入る。間接照明のみで光量を抑えた「庭」をイメージした空間。ロッカーに上着や貴重品を預ける。もちろん携帯電話もここまで。
庭に置かれる縁台の雰囲気。鉄瓶で湧かした白湯をまずいただき心を落ち着かせる。
そして瞑想室は「光の森」をイメージ。光の柱が淡く空間を照らす。
感度を上げて撮影するとこのように。参加者は思い思いの光の柱を選び、用意されている特注の座布団へ腰を降ろす。
スーツなど着用者のためにベンチ席も用意されている。
光の柱は岡安泉による。乳白色のアクリル製角パイプに、メープル材を極薄にスライスしたシートを貼り、内部にLEDライトが仕込まれている。
インストラクターの説明をまず聞き、音声ガイダンスに従いながら瞑想を進めていく。
瞑想というと日本では寺などで行うのが一般的だが、欧米ではヨガの次のトレンドとして普及しはじめており、仕事前や、合間に30分程行うのが多く、仕事のパフォーマンスを向上させたり、質の良い睡眠を取れるといった効果が確認されているという。
光の柱はプログラム中、いくつかのパターンに光り方を変化させていく。光の柱と向き合い、自分の心を見つめ、自分の身体を感じ、五感をフル活用して自然と瞑想状態に入っていく。
左に西田司さん。「瞑想スタジオが既に多くあるニューヨークでいくつか体験してきましたが、どこへ行っても寝落ちしてしまいました(笑)。ここでは宗教色を排し、カジュアルで気軽に参加できながらも、動線を工夫し、瞑想に没入できる空間に仕上げました。」
【瞑想スタジオ muon】
設計:西田司+西澤正子+伊藤健吾/オンデザイン
照明:岡安泉照明設計事務所, KOYA JAPAN Lighting
クリエイティブディレクション:志伯健太郎/GLIDER
施工:船場
瞑想スタジオ muon:https://muon.world/about/
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