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30 12月, 2009

2009年度年間アクセスランキング


世界中から総勢 1,700 名以上の建築家、インテリアデザイナー、造園家にご登録いただいているワールドアーキテクツにおける年間アクセス数ランキングをお知らせいたします。トップは上半期と同様にアトリエ・天工人さんでした。(表の1はシスムテムの問題ですので無視してください)ジャ パンアーキテクツからは皆様もご存知の坂茂さん、隈研吾さん、accaの岸本和彦さんの4名がトップ10に入りました。来年度はジャパンアーキテクツに、インテリア部門を新設いたしますので、トップ10に変動があるのではないかと思っております。

この記事にてブログは本年度最後の更新となります。皆様、どうぞ、よいお年をお迎えください。


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19 12月, 2009

山縣洋さんの住宅「KR」邸

山縣洋建築設計事務所設計した住宅「KR」邸のオープンハウスに行ってきました。小田急線生田駅から坂や階段を登って数分の高台にあります。

冬晴れの青空に黒いガルバリウムを貼ったキャンティレバーの2階部分が目を引きます。

玄関アプローチ。2台分の駐車スペースから緩やかなスロープで上がっていきます。

玄関を入ると、天井まである本棚が突きあたりまで6m以上も続いています。

玄関ホールから左へ入るとLDK。家のセンターには一辺3.6mの中庭が配置されています。

キッチンに立つと中庭越しに1階のほとんどの場所を見渡すことができます。中庭まわりの開口の上部を1.8mと低めに設定することで中庭を中心とした水平方向のデザインを強調し、ロの字型プランに独特のスケール感を持たせたそうです。

東側には横長の窓。ダイニングテーブルの高さに座ると空が切り取られるように見えます。

奥さまの寝室は和室。

ご主人の寝室はフローリング。

中庭にはモミジが植えられており、少し前まで美しい葉を見せてくれていたそうです。

ご主人の書斎。こちらも一面が本棚になっており、大切な本を保存するために窓は小さく開閉せず機密性を高めています。

浴室からは坪庭を眺めることが出来ます。

中庭を囲むガラスの納まりと引き戸。

2階に上がると1階からさらに本棚が繋がっていて、膨大な本が収納できます。足下はすのこになっていて、トップライトの光を導き1階廊下を明るくしてくれます。

2階の寝室。この部屋がキャンティレバーでせり出した部分。

2階客間からはテラスが見えます。

テラス。隣家が迫っているのであまり大胆なことはできなさそうですが、ゆっくり本を読んだりするにはとても気持ちよさそうです。右に見えるのは浴室から見えた坪庭の開口部。

中庭を見下ろす。

山縣さんお気に入りの場所で、担当スタッフの安藤さんと。「今回施主からは"まずこの本を読んで欲しい"と渡部昇一の『知的生活の方法』という一冊を渡されました。すり切れるほど読み込まれ、たくさんの書き込みがされた本には、著者が経験的に習得した知的生活スタイルがつづられており、この中庭を持つロの字型も著者が推奨するプランでした。施主の強い思い寄せる本を読むことからスタートするというプロジェクトは初めての経験でした。」

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16 12月, 2009

街ぶらり旅 Vol.2 ニューヨーク

街ぶらり旅の二回目はチェルシー地区を南北に貫通する使用されなくなった鉄道の路線を立体公園として整備し直すハイラインプロジェクトの現状を写真にてご報告。チェルシーにはギャラリーが増えていますから、今後はハイラインを経由しての散歩が旅行者にも魅力かもしれません。






随所に鉄道路線であったことの名残が感じられるようになっております。


ハリウッドとロス、そしてマイアミにも同名のホテルをもつスタンダードホテル。建築はPolshek Partnership ArchitectsのTodd Schliemann、インテリアは主にRoman and Williamsが手掛けたとのこと。






こうして所々、ストリートを見通せるようになっています




向こうの方に見えるのはジャン・ヌーヴェルのコンドという集合住宅です。左手前に見えるのはフランク・ゲリーのIACビルディングです。その足下には坂茂さんのメタルシャッターハウスがあります。この一区画だけでもなんという顔ぶれでしょうか。


ハイラインのランドスケープデザインは姉妹サイトであるニューヨークアーキテクツのメンバーでもあるField Operationsの James Corner が担当。(写真はハイラインオフィシャルHPより)


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15 12月, 2009

寺田尚樹さんの「N Building」

テラダデザイン一級建築士事務所を率いる寺田尚樹さん設計の「N ビルディング」内覧会に行ってきました。立川駅南口から繁華街を抜けた5分ほどのところです。

5階建てのテナントビルで、目を引くのがファサードの柄。これはQRコードになっており、実際にケータイのカメラで読み取るとWebにリンクすることができます!

Nビルディングを見上げる寺田さん。「予約を入れてから来店するようなテナント、つまりエステや美容院などが集まるようなビルにしたいというクライアントの要望がありました。テナントビルだと看板やロゴなどでファサードが覆われてしまい建物の個性を表現しにくいので、そこで今回QRコードをそのままファサードのデザインに取り入れ、ファサード自体が看板でありテナントの情報を発信していけるようにしました。」

もう一つの仕掛けは「Nビルディング」専用のiPhoneアプリ。今はデモですがiPhoneをビルに向けるとアニメが現れ、ビルのテナント情報などを閲覧できます。こちらの開発はQosmo(株式会社コズモ)が担当。

1階ではホットワインを頂きながら、壁に投影されたプロジェクトのイメージビデオを見ることができました。

QRコードのパターンはガラスにセラミックプリントされています。よく見るとパターンはドットでできているので室内への光を遮らないよう配慮されています。

建物の左側からエレベーターホールへのアプローチ。

1Fアプローチ。

1Fエレベーターホール。各階打ち放しと白で統一されています。

階段を見上げる。

ファサードやアプローチにはLEDを多用しています。「LEDの光が拡散しないようにレンズを付け、20度の狭角で照らすことでファサードが明るく見えるように工夫しました。」と照明デザイン担当の岡安泉さん。

ファサードからうまく読み取れない場合はこちらを試してみてください。

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保坂猛さん 内覧会のお知らせ


保坂猛建築都市設計事務所の保坂さんよりオープンハウスの情報をいただきました。以下そのまま内容を転載いたします。


この度、山梨県富士河口湖町に郷土料理店「ほうとう不動」の店舗が竣工致します。お施主様や建設会社様のご好意により内覧会を開催させて頂く運びとなりました。是非皆様にご覧頂き、ご感想やご批評を頂けましたら幸いです。

日時    12月19日(土)、20日(日)10:00ー16:00
所在地   山梨県南都留郡富士河口湖町船津2458−1
当日連絡先 045−651−2540(保坂猛建築都市設計事務所)


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14 12月, 2009

街ぶらり旅 Vol.1 ニューヨーク

ワールドアーキテクツはスイス、ドイツをはじめとしたヨーロッパ、さらにアメリカ(北米、南米)にもオフィスを設けております。各国に建築に精通したスタッフがおりますが、海外の街の様子を当ブログにてご報告できればと思っております。第一回目はニューヨークです。

NYにも、表参道に負けぬ質の高い現代建築が年々登場しております。ご存知の通り谷口さんの設計によるMoMAもその一部ですし、最近ではSANAAのNew Museumが記憶に新しいと思います。今後も目が離せない街であることには間違いありません。

まずはニューヨークアーキテクツのオフィスをご紹介いたします。






スタッフのアレックス。オフィスは8番街にあります。ニューヨークアーキテクツはもっか成長中のサイトです。

次回はハイラインの現状を写真にてお伝えいたします。


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04 12月, 2009

シームレスのショールームオープニング&新作発表会

原宿に新しくショールームをオープンしたSEAMLESS(シームレス)の新作発表会を兼ねたオープニングレセプションに行ってきました。

原宿駅から10分、北参道駅からも数分の場所。窓際にカラフルなオフィス家具が並んでいます。

「SEAMLESSは家具メーカーでありながら、オフィスや店舗の設計・施工など、"働く"に関わる全般のスタイリングをするスペシャリストでもあります。日本のオフィス・マスプロダクトには無いカラーリングや素材感をもつオリジナル家具で、都心の限られたスペースでもスタイリッシュで快適なオフィスを提案したいんです」と役員の北村竜一さん。

今回発表されたのは全部で4アイテム。まず「スチールキャビネットシリーズ」の新色。なんとバイオマス発電による、グリーン電力で製造されている、グリーンな家具です。

グリーン電力証書も。

「バリエーション ミーティング テーブル」。天板の形やサイズ、脚のカラーも自由に組み合わせることができます。

「プランターキャビネット」写真はシームレス定番のスチールキャビネットの上にプランターボックスを設置した様子。今まで邪魔になっていた鉢植えもすっきり。

「スライド ドア ストレージ」には扉部分にこういった好みのマテリアルを施して、オンリーワンのオフィス家具にできるそうです。

レセプションには多くの方が集まり盛り上がりました。

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