「アクリル×こもの」はアクリルのみを使用したプロダクトシリーズ。SVC (NPO法人しずおかコンテンツバレー推進コンソーシアム) と日原佐知夫氏によるマッチングからスタートした、エマニュエル・ムホー氏、株式会社ポーラ、アクリルブランドWAAZWIZ (ワーズウィズ) の共同開発プロジェクトです。昨秋の「DESIGNTIDE TOKYO 2009」ではプロトタイプが発表されました。
森の木立からインスピレーションを得たオブジェ。透明アクリルから脚が突き出していますが、これは脚を型に立てながら透明アクリルを流し込んで成形するため、見た目以上にとても難しい技術。制作を担当したワーズウィズさんも初めてのチャレンジで、試作を繰り返したそうです。
"木立/アロマ"
こちらはアロマスティックスタンド。アクリル特有の屈折や反射の現象にフォーカスしています。
"puzzle box"(右)
日本の提重から発想を得たという小物入れ。立体パズルのように自由にパーツを入れ替えて、様々な色の組み合わせを楽しむアイテムです。化粧品やアクセサリーをコンパクトに収めたり、文房具などのデスク周りの収納などにも良さそうです。
重なりあった色の層に透明度の高いアクリルを織り交ぜて、色の帯がまるで浮いているように見えるというペン/ブラシスタンド。
エマニュエル・ムホーさん。「自分がデザインしたものが買えるのは初めてなのでとても嬉しいです」「昨年の1月からこのプロジェクトがスタートしました。静岡の素材といってもいくつか代表的なものはありましたが、透明感や高級感がポーラのイメージにぴったりなので、アクリルを選びました。"アクリル×こもの"は無限に出てくる表情を楽しんでいただけたらと思います」
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