坂茂建築設計の「避難所用 簡易間仕切りシステム」は、避難所にある程度のプライバシーを確保するための、いわば、避難所内シェルター(避難所)です。ご興味がある方は、以下のリンクより詳細をご確認下さい。
http://www.shigerubanarchitects.com/SBA_NEWS/SBA_news_5.htm
通常、プレファブ住宅が完成するまでの数カ月間、被災者は体育館などの大空間での雑魚 寝を余儀なくされ、まったく プライバシーのない生活を送らなければならない。そこで避難所用間仕切りシステム1(新潟県中越地震復興支援)と避難所用間仕切りシステム2(福岡県西方 沖地震復興支援)に改良が重ねられた。壁部分に使用していたハニカムボードに代わり、緊急時でもより早く、より安く入手できる紙管によるフレーム式とし、 壁部分には布を使っている。紙管のジョイントは、合板を組み合わせてつくり、そこに筋交いとしてロープを掛けるという単純なシステムである。紙管の長さは 柱も梁も共通した180cmとし、家族の人数により必要なサイズに合わせられるようにモジュール化した。間仕切りシステムを事前に行政がストックしておく ことはほぼ不可能であるので、地震が起きた直後に材料が短時間に安価で用意でき、簡単に組み立てられるシステムとして開発された。 (写真、文ともに坂茂建築設計HPより)
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