横浜・みなとみらいのドックヤードガーデン地下1階に、6月25日プレオープンする「BUKATSUDO(ぶかつどう)」の見学会に行って来ました。テーマは「大人の部活が生まれる、これからの街のサードプレイス」。近隣のオフィスワーカー、居住者、クリエイター等をターゲットに、肩書きをはずした集い・趣味の活動や街を豊かにする活動(=部活)を目的としたスペース。
ドックヤードガーデンは歴史的建造物である造船ドック跡地。左壁面中段に見える窓がBUKATSUDOだ。地上に白く光っているのが入り口で、アプローチが複雑で店舗としてはマイナスになる要因を、視点を変えて、秘密基地のようなサードプレイスとして生まれ変わらせた。
三角形の817m2の空間。誰もが利用可能なコーヒースタンドを中心に、会員制の「WORK LOUNGE」、時間貸しの「KITCHEN」「HALL」などが配置されている。
入るとまず会員制のワークラウンジ。近隣で働くビジネスマンのセカンドオフィスや個人事業者のコワーキングスペース等として60席用意されている。
振り向くとワークラウンジが奥まで続く。
壁にはドックの傾斜が現れている。
一番奥にはよりプライベート感のあるスペース。
ワークラウンジを出るとキッチンがある。この日はケータリングの方々が使っていたが、貸し切りパーティーや、料理教室などとして利用できる。窓越しに国の重要文化財の造船ドック跡、というのがこの場所ならでは。
キッチンの先には、セミナーや上映会の場などを想定した120m2のホール。
キッチン前に戻り、右側には、、
コーヒースタンドと、右奥は次に何があるのだろう?と思わせる動線で続いている。
正面に「BOOTH」とミーティングなどに使う「ROOM」。さらに右奥には「BUSHITSU=部室」や「STUDIO」、「ATELIER」がある。
「BOOTH」館内BGMを流したりインターネット放送もできる機材の揃ったスペース。
奥の壁にあるのは工事中に剥がしたら出てきたという壁画。前の前のテナントであったゲームセンターの名残りで、建物の歴史をそのまま空間に活かしている。
部活動なのでもちろんロッカーも完備。
更衣室もある。
「STUDIO」。ダンスやヨガなどのスクール、ご覧の太鼓のワークショップにも最適。
「ATELIER」。工作やDIYのワークショップなどちょっとしたものづくりの空間として。
「BUSHITSU」。この日はキックオフイベントとして「1日体験部活」を開催。「例えばこんな部活はいかがですか?」といった趣向で彩られた部室を、多くの人が興味津々に見てまわっていた。
カメラ女子部。
横浜自転車部。
ヨコハマ ランドスケープ部。
オンサイトの鈴木裕治さん(中)がいました(部長?)
お茶部。
整体部。
プレオープンする6月25日からはコーヒースタンド、ワークラウンジなどが営業を開始する。部室などを含めた10月のグランドオープンに向け、トークイベントなど様々な講座が開催される予定。
田中裕之さん。「コスト、空間、業務体系的な面で、「つくる」「つくらない」を予め決めて構成していきました。BUKATSUDOはやはり能動的なアクションになるのが良いと思い、スペースとしてもあえて全部を完成させず、余白を残したデザインにしました。」
【BUKATSUDO】
https://www.bukatsu-do.jp
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