田井勝馬(田井勝馬建築設計工房)による横浜の二世帯住宅「下永谷の家」を見学してきました。
二世帯が住まう母屋の建て替えと、さらに離れを増築した。
二世帯が住まう母屋の建て替えと、さらに離れを増築した。
![](https://4.bp.blogspot.com/-CW1jjqn5Pwk/Wa6OEkNATmI/AAAAAAAALO0/qPj0452_ihAY_P1Y5gBndJB7npD_Lh11wCLcBGAs/s640/170828_01.jpg)
母屋:敷地面積806m2、延床面積403m2。離れ:敷地面積304m2、延床面積70m2。
この地に古くからある旧家で、年に何度かは親戚一同が数十人が集まる本家。二代前が建てた母屋が老朽化したため建て替えた。
この地に古くからある旧家で、年に何度かは親戚一同が数十人が集まる本家。二代前が建てた母屋が老朽化したため建て替えた。
![](https://2.bp.blogspot.com/-JChgokc89JM/Wa6OEtUZIEI/AAAAAAAALO4/WUarjWksW3UCUnupB-Tj-56EV0Q9SVPggCLcBGAs/s640/170828_02.jpg)
アプローチを上ってもなかなか建物が見えてこない。
![](https://3.bp.blogspot.com/-Bj8rmKo-d8g/Wa6OGPWDImI/AAAAAAAALPM/ICbgrcyRKegqZEyXXK0WPEhm9-gmslAUACLcBGAs/s640/170828_09.jpg)
エントランス。杉板型枠の重厚なRC壁が外からそのまま屋内に連続している。右手には4帖ほどもあるシューズクローゼット。
前述したように親戚が集まるときは30〜40人になるため、このサイズの玄関や大型のシューズクローゼットが必要になるのだ。
前述したように親戚が集まるときは30〜40人になるため、このサイズの玄関や大型のシューズクローゼットが必要になるのだ。
![](https://1.bp.blogspot.com/-YbYkiWQaJ7w/Wa6OGPxYiVI/AAAAAAAALPQ/HP_LHIS2Ohk26p11N815ERxU1gtke6m2wCLcBGAs/s640/170828_11.jpg)
玄関から左を向くと、たっぷりの気積を持つエントランスホール。応接間、リビングと続く。
一階が施主である親世帯、2階が子世帯。
一階が施主である親世帯、2階が子世帯。
![](https://4.bp.blogspot.com/-780WZ2WOXfc/Wa6OGsez4bI/AAAAAAAALPU/EThj66LfUmIMqvzMXfO2XGyCpiTqdJhAACLcBGAs/s640/170828_12.jpg)
応接間は客を通すための屋敷には欠かせない要素。
![](https://2.bp.blogspot.com/-qke8kFhOfec/Wa6OGk24M1I/AAAAAAAALPY/JubjipqERvo7nl_pYiiZc7EiUgJs2G_wgCLcBGAs/s640/170828_13.jpg)
リビングダイニング。大人数用のダイニングテーブルが2〜3台置けるよう、広さは約55m2ある。
折上げ天井に間接照明、天井・床共にチークで仕上げ、本家としての格式も大切にした。
折上げ天井に間接照明、天井・床共にチークで仕上げ、本家としての格式も大切にした。
![](https://1.bp.blogspot.com/-y315GMfyumU/Wa6OG3q8snI/AAAAAAAALPc/ULVlVN1nNX0ns1v7l8-EsxBy5dy0Ds2AACLcBGAs/s640/170828_14.jpg)
ガラス引戸は8枚。両側に寄せることができる。
庭には大きくデッキテラスを設けBBQなどもできるようにした。その幅13m。
左奥に1.5mほどの高低差をもって離れが見える。
左奥に1.5mほどの高低差をもって離れが見える。
![](https://4.bp.blogspot.com/-CYvJnpZlSpQ/Wa6OHVNWKgI/AAAAAAAALPg/ZRh_v5Q8iBMws7cFz_ozze7IVotJB2mFwCLcBGAs/s640/170828_15.jpg)
掘り下げのリビングに低めの作り付けソファーに腰を下ろすと、折上げ天井も相まってさらに空間が広く感じられる。
![](https://1.bp.blogspot.com/-sZC-iybNMB8/Wa6OHWDNtWI/AAAAAAAALPk/-9qVxpbh1kkX32bv_uULmH82SPVEd_H1QCLcBGAs/s640/170828_18.jpg)
2階の子世帯へ。
子世帯は中央に家具を配置し、左にLDK。右に廊下を挟んで個室や水回り、クローゼットが一直線に並ぶ。
![](https://4.bp.blogspot.com/-STq9Twa6lQI/Wa6OIIOFBnI/AAAAAAAALPs/RdYGoM2IcfwdNhW9I4dFlmloCOIbFLoKACLcBGAs/s640/170828_20.jpg)
手前からリビング、ダイニング、キッチンエリアと連続するワンルームのLDK。
![](https://1.bp.blogspot.com/-ZqT6cAf1JW8/Wa6OIInnQ-I/AAAAAAAALPw/9jEfyvhuFCcgBjneqQ03zNZVVU0qaeZhACLcBGAs/s640/170828_22.jpg)
正にアイランドキッチン。ミーレのIHを選択。
開口の幅は約20m。
開口の幅は約20m。
![](https://4.bp.blogspot.com/-fWDR3yzNugc/Wa6OI4P9qeI/AAAAAAAALP4/Hwa-e6agBmImvLgmlYjQu2RyEcyPn6jbQCLcBGAs/s640/170828_24.jpg)
1階はRC造だが、2階は鉄骨造。鉄骨の柱に寄せ棟の屋根をフワッと乗せたような格好だ。
田井勝馬さん。「家督を継いだお施主さんの強い意志を感じる住宅です。ここには次の世代と、さらに次の世代、つまり親子そして孫へ三代100年住まうことができるよう計画しました。」
【下永谷の家】
設計監理:田井勝馬建築設計工房(田井勝馬、柏原創)
構造設計:野村基建築構造設計
照明設計:リップルデザイン
施工:キクシマ
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