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06 5月, 2011

佐々木龍一 + 西村和哉 による商業ビル「BASE南青山」

佐々木龍一 (Ryuichi Sasaki)と西村和哉 (Kazuya Nishimura)による商業コンプレックス「BASE南青山」を見学してきました。南青山の外苑西通りから一本入った小道にあります。

RC造3階建て、延床面積は263m2。敷地は南北が道路に面する旗竿敷地。さらにこちら正面北側から南側に向かって傾斜している。

南側の間口は北側の半分以下の幅。階段を上がると3階になる。


側面図。アーチ状のフレームユニットで構成され変化に富んだ外観と内部空間を演出。

北側(正面)1階。 L字型の空間がわかる。

ガラスとアルミのパンチングを多用したデザイン。このガラスで仕切られた一つずつがテナントスペース。

南側は廊下のようになっておりブースが4つ、右側のガラスケースは各テナントのショーウィンドウとして使える。左のガラスは折り戸になっておりブースを開放することも可能。佐々木さん曰く「不安定さをもった路地を凝縮したような空間」

エントランスの吹き抜け。

2階へ。

2階。同様にガラスで仕切られた各ブース。


3階へ。


3階。左はテナント入居者の共用スペース。ミーティングや商談などに使える。南側のエントランスからは右の通路を通って建物に入ることになる。

3階にはこの建物で一番大きなスペースも。カフェなどの飲食店を誘致したいそうだ。
フレームユニットの隙間は窓からトップライトへと繋がっている。

3階テラスの外側にはLEDのサインパネルが。

サインは路地越しに外苑西通りを行く人に見えるようになっている。

屋上から南側エントランスを見ると、高さや幅の異なるフレームユニットがよく分かる。

屋上も3階に入った飲食店のテラス席として利用できる。

「この建築は機能的な『建物』というだけでなく、街の中に設置された『彫刻』や『装置』でもあります。フレームユニットとその隙間、ガラスに表現されたレイヤー状のラインプリントは、内部の創造的な活動と外部の街の状況を『反響』をイメージしています。」と佐々木さんと西村さん。

BASE 南青山 : www.hp-aoyama.com


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