西田司+稲山貴則 (Osamu Nishida + Takanori Ineyama / オンデザインパートナーズ)による「家と空き地」内覧会に行ってきました。場所は神奈川県藤沢市の住宅地。
敷地面積140m2、建築面積63m2、延床面積110m2。木造3階建て。旗竿敷地に建つ30代夫婦のための住宅。
シンプルな外観に対して屋内はデコラティブな表情。
エントランスのアーチを抜けると正面に「音楽家の家」と呼ばれる主に奥様が使用する空間。
振り返るとご主人の「サーファーの家」。それぞれ音楽とサーフィンという異なる趣味を持つご夫婦。家の中にそれぞれの「家」が対面するように配されている。
模型を見るとよく分かる。"空き地"を二つの家が挟んでいるような格好。
まずは「音楽家の家」。こちらはシナ合板を用い焦げ茶で落ち着いた雰囲気に。1階にはキッチン、トイレ、収納スペース。
正面のドアは庭へ出られる勝手口。
収納の左手にある階段を上がって2階へ。
2階寝室。寝室は夫婦共用。右奥は机になっておりパソコンや読書ができるスペースに。
3階へは引き出し式のハシゴで上がる。
3階。左は奥さまが趣味のフルート演奏が出来る防音の音楽室。奥がクローゼットで、手前には客間。
3階から"空き地"と名付けられた余剰空間を見下ろす。もちろんここはリビングやダイニング機能を持たせる空間になる。
「音楽家の家」から見た「サーファーの家」。
「サーファーの家」。ラワン合板で明るい茶色。よりアクティブなライフスタイルを表している。1階部分には玄関、洗面所と浴室。
2階へは一度外へ出て、エントランス横の階段を使って上がる。
2階「サーフルーム」。週末サーフィンから戻ったご主人がそのまま2階に上がり、サーフボードを収納したり手入れをすることができる趣味のスペース。
3階のロフトへはこの工事現場用のハシゴを使う。
長さ1800mmがぴったり納まるので採用されたそうだが、木の素材感に対してアクセントにもなっている。
天井高は6.5m以上。夜は天井から吊るされたライトによって、また違った表情を見せてくれそうだ。
1/20のスタディ模型が実物とほとんど差異がないのが分かる。オンデザインの模型はとても精巧なのを以前コチラで紹介している。
代表の西田司さん (右) と、担当の稲山貴則さん (左)。「週末の過ごし方が全く違うご夫婦の空間を、いかに家の中に機能的な感じではなく整理するかを考えました。空き地をこれからどのように使ってもらえるかが楽しみです。」
========== japan-architects.com ===========
日本の建築家・インテリアデザイナー・ランドスケープアーキテクトと世界をリンク
ジャパンアーキテクツメンバーのプロフィール >>japan-architects.com
建築・デザインのイベント情報 >>What's happening
ジャパンアーキテクツへのお問い合せ >>事務局へメール
日本の建築家・インテリアデザイナー・ランドスケープアーキテクトと世界をリンク
ジャパンアーキテクツメンバーのプロフィール >>japan-architects.com
建築・デザインのイベント情報 >>What's happening
ジャパンアーキテクツへのお問い合せ >>事務局へメール