敷地面積103m2、建築面積46m2、延床面積117m2。RC造+木造で地下1階、地上2階建て。
建物の正面東側には公園の緑が広がる。道路に面するのは塀ではなく擁壁になる。
横に回ると低めの玄関扉。こちらは地下になる。1階2階のファサードは焼き杉。
玄関を入ると右側には奥まで収納が造り付けられ、左側にはアトリエと奥に水回り。
浴室の奥、外から見えた擁壁の内側はドライエリアになっている。公園の木々も眺めることができる。
1階へ。階段を上がると「ポジャギ」が窓に吊されている。ポジャギとはパッチワークのような韓国の伝統工芸のことで、インテリアデザイナーである奥さまが手作りしたものだ。
1階LDK。ポジャギと150角の杉材が8本繋がった短冊のような壁が上階を支えながらが空間を曖昧に仕切る。ポジャギは各所に設置されたレールを縦横に可動できる。
ダイニングの天井は3.5mまで持ち上げられ、2階とガラス越しに連続する。そのためダイニングにはハイサイドライトように光が注ぐ。
階段室の横には放射暖房器(ピーエス暖房)のヒートシンクがアクセントになる。
2階へ。
途中横を見るとこのような感じ。
2階は回遊式になっている。1面は黒板になっておりご覧のようにお子さんの自由な創作の場だ。渡辺篤さんのサインも発見。
2階もポジャギで緩く仕切るようになっており、シーンによって様々に変化する。
1階の天井裏はロフト収納になっており周囲から折れ戸で開閉可能。
ダイニングを見下ろす。
森清敏さんと、施主でインテリアデザイナーのハッタユキコさんは共同設計者。「ポジャギを使うことを前提に設計を依頼されました。柔らかいポジャギと木を使って緩く優しく仕切り、窓から切り取られる緑、白い壁と合わせ、それらがリズミカルに空間を演出できるように心掛けました。」と森さん。
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