田井勝馬建築設計工房 (Katsuma Tai / Tai and Associates) による「八王子の家」の内覧会に行ってきました。東京・八王子駅より徒歩数分の場所。
右隣にはご両親の住まい兼施主の勤務する病院。建物のプロポーションや出幅を同じにしたりエントランスのタイルを統一するなど一体感を持たせた外観にした。
縦格子の扉を開け中へ。
一歩踏み入れると中庭。これから美しい金明孟宗竹が植わる予定だそうだ。右側が玄関で、正面は勝手口。
玄関へ。
玄関を入るともう一つの中庭が現れた。隣の両親宅へと通じている。
正面はLDKへ。
LDKへ進むと天井高5.6mの吹き抜け空間。
2段掘り下げたリビングには作り付けのソファーと薪ストーブ。右の壁には黒大理石。大開口の向こう南側には、ソファに座ると目線の先にちょうど現る位置に起伏のある庭を設けた。
桃とドウダンツツジは、建て替え前の庭にあったものを植えた。
リビングに対峙するように大きなキッチン兼ダイニング。天井はエントランスから一続きのナラ材、床はウォールナット。
船が好きな施主のために2階への階段や手摺りは、タラップやデッキのイメージ。
2階へ上がるとキャットウォークに大きな書棚が作り付けてある。正面の扉を開けると水回りや子供室となる(右の扉からも子供室へ入れる)。左は3つの個室に通じる。まずは左へ。
明るく開放的な空間から一転、光量を抑えた落ち着いた空間。階段の手前左に主寝室、上は収納用ロフト、右奥は和室。正面の鏡は扉になっている。
鏡の扉を開けると中は書斎。「隠し扉が欲しい」という施主の希望に応えたかたちだ。
主寝室。北側にあるが、バルコニーの白い壁が光を受け室内をやわらかい光で包み込む。
窓ごしに感じることができる縦の抜け感。
こちらは和室。中庭を挟んで浴室。雪見障子を上げると孟宗竹を眺めることができる。
キャットウォークに戻って、左へ入る。
書棚の間を入って見返す。左が子供室で、右が水回り。
懐かしい感じのする柄のガラスは建て替え前の家のものを流用している。
中庭を見下ろすバスコートから。
「設計するに当たり、仕事場が近い施主が無理なくオンからオフに切り替えられることが出来るような空間を目指しました。仲が良くいつも出入りする両親宅との関係性がこの家をより表情豊かなものにしてくれると思います」と田井勝馬さん。
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