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12 2月, 2015

河野有悟 建築展「きめ方がつくるかたち」レポート

河野有悟 (Hugo Kohno Architect Associates) の個展「きめ方がつくるかたち」に行ってきました。会場は東京・南青山のプリズミックギャラリー。

 「設計の過程ではクリアすべき命題に矛盾や相反が多く存在します。しかし、その状況こそが発想の始点となって何をクリティカルに思考していくべきか、どのように進めたら答えに近づけるのか。プロセスから生まれた建築を、竣工した作品と進行中のプロジェクトを通して展示します。」展覧会概要より

 エントランスを入ると〈東京松屋UNITY〉と〈SKY FORTRESS〉が大伸ばしにプリントされ迫力大。

 およそ主要な展示面は大伸ばしプリントでラッピング。プリズミックで使われるミーティングテーブルにも。


  〈三橋の集合住宅〉
自転車を住戸内に入れやすく、かつ共用部で自転車と人がすれ違えるようにアルコーブに角度をつけた。


 〈奥沢の集合住宅〉
賃貸の住人と、オーナー家族が共用部で顔を合わせられながらも動線は分離し、コミュニケーションと距離感のバランスを取った。

 〈CRANKS〉 
リブの付いたRCの外郭と木造のインフィルにより、強固な構造と柔軟なプランを両立。
その外郭の1/2模型。 

 そして奥に〈CRANKS〉の室内をほぼ1/1に引き延ばした写真。これらの大伸ばしは全てターポリンにプリントされている。

 計画中の3つの模型が並ぶ。

 〈CON-FLEX〉 
機能を集約させた4つのコアの間に3つの住戸が入る。L字型のプランながらもそれぞれの住戸にできるだけ等しく光を導く。

 〈赤堤の住宅〉 
トラスや円を連続させたスチールで補強された梁を持つ木造ラーメン構造で、内部には耐力壁を不要にさせた。

 〈南雪谷の住宅〉
1階のハイサイドライトを持ち上げ、2階の壁に。住宅密集地で1階への採光、2階への外部空間の確保を狙った二世帯住宅。


河野有悟さん(右)、内海聡さん(左)。 
「設計において、計画の方向性をきめるための様々な要素や条件がありますが、その中に潜む相反を抽出し、どのようにしたらきまるのかという “きめ方” がとても重要だと思います。そうしたたくさんの判断の積み重ねが、それぞれの作品の特徴として  “かたち” に現れたものを本展ではご覧頂けます。」と河野さん。
内海さん(内海聡建築設計事務所主宰)は河野事務所の元スタッフで、本展企画の多くをサポートしたそうだ。

【河野有悟 建築展 きめ方がつくるかたち】
日時:2015年1月23日~2月21日
場所:プリズミックギャラリー



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