8月21日よりプリズミックギャラリーで始まるSALHAUS建築展「共有される風景」のオープニングに行ってきました。
『これまでの7年間につくってきた建築のことを振り返ると、それらは私たち3人が共有でき、またその建築に関わる多くの人々が共有できる風景をつくりあげるプロセスであったと思います。様々な規模・ビルディングタイプからなるいくつかのプロジェクトの展示を通して、これまでに実現した、そしてこれから立ち上がる、「共有される風景」を表現します。』
エントランス壁面には手掛けたプロジェクトを取り巻く風景が切り取られた写真など。
SALHAUSの面々はしばしば「どのように3人でやっているのか?」と聞かれるそうで、「各プロジェクトで、3人でどういうものを作るか、進むべき方向や考え方を導くための、共有する風景や感じていることがあることを見て頂きたい。それらをしっかりと共有することで3人で大きくぶれずにアイデアを出しながら進めてくことができる。」とのことだ。
〈群馬県農業技術センター〉 2013年
2009年のコンペで勝ち取ったプロジェクト。様々な農業関連の研究が行われる施設で、研究の対象や研究者によって各室の要望は異なるという。そこで大らかな大屋根を被せ、中はいかようにも構成できるように提案した。
アイデアの当初から構造設計の佐藤淳さんも携わり、佐藤さん自身も初めての試みとして今までにない美しい屋根を実現させた。
2012年コンペで勝ち取ったプロジェクト。東日本大震災で被災した3つの中学校を統合し、高台に造成された敷地に新築する。
手前はグラウンド。
部分的な断面模型。地域住民を交えミーティングを重ね、設計を進めながら生徒達とのワークショップや計画説明会も度々開き、子どもも自分達の学校づくりに参加した。
>> Google Map
農業技術センター(手前)での経験を活かし、新たな挑戦も試みている。
〈扇屋旅館〉 2012年
80年以上に渡り増改築を繰り返してきた駅前旅館の再生計画。
〈tetto〉 2015年
8戸の賃貸住戸と集会所からなる木造集合住宅。
>> 当ブログの訪問記事
〈西麻布の集合住宅〉
10戸の賃貸住戸とオーナー住戸からなる集合住宅。
2014 住宅建築賞入賞作品 >> 当ブログの記事
左から安原幹さん、日野雅司さん、栃澤麻利さん。
3人の師匠である山本理顕さんから会場に祝辞のメールが入った。「以前tettoを見学させてもらい、『ここに住みなさい』というこのとない、住み手の事を考慮した素晴らしい建築だと感じた。『(私の対極である)もう一方の建築家として』これからも頑張って下さい。」といった内容で会場の笑いを誘った。
【SALHAUS建築展 共有される風景】
会期:2015年8月21日(金)~ 2015年9月16日(水)
会場:プリズミックギャラリー
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