納谷建築設計事務所が建坪わずか5.1坪の狭小住宅に挑戦した「恵比寿の住宅」プレスビューに行ってきました。
場所は広尾から数分、恵比寿にもほど近い昔ながらの住宅密集地。地上3階、地下1階をスキップで7層にしています。はじめから「狭小住宅に住みたい」という要望を持ったクライアントだったそうです。
ガレージでは左官作業の真っ最中で、内装も一部作業中でした。
敷地の南側は間口は4.3m、奥行きは約2mの横置きのガレージ(!)になっています。ここには旧型のFIAT500が納まると聞き納得しました。
この住宅は軽みぞ型鋼という450×75×4.5のパネル状のチャンネル材を連結して壁兼構造としています。パネルは錆止め塗料をそのままの仕上げにしています。
M2Fのキッチン。室内の幅は約3m。出来るだけ室内空間を広く取り、なおかつ3階建てにするにはこのパネルが不可欠だったそうです。手前に見える手摺は奥さまがちょこんと腰を掛けられるように太めにしてあります。
プロジェクト担当の相田さんを間に挟んで納谷学・新ブラザーズ。「今まで手掛けた中で一番小さい建坪の住宅でした。ミニマルな生活を望むクライアントのために余計なものを無くしパネル、床、ガラスだけの構成としました」
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