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24 10月, 2010

ドミニク・ペロー「都市というランドスケープ」展

東京オペラシティ・アートギャラリーで10月23日より開催されるドミニク・ペロー (Dominique Perrault)「都市というランドスケープ」展のオープニングに行ってきました。


話題の近作、ソウル梨花女子大の写真が目印。会場は大きく3つのセクションに分かれ展示されている。

Section 1、薄暗い空間からスタート。ステンレスのメッシュで仕切られた5つの空間で25の実施作品を映像で紹介。

メッシュは実際に作品で使われているものと同じ。ビジュアルと素材でペロー建築を身体的に体験できるようになっている。


Section 2、20プロジェクトのモデルが、 「都市の地形」「自然の周辺」「場の発見」「ランドスケープとしてのスカイライン」「地形の変容」という5つのテーブルに分かれて展示。ペロー建築が目指すものを検証。

Table 1「都市の地形」

ペローがブレイクするきっかけになったフランス国立図書館。左はカンバスの上に表現されたイメージモデル。

間もなく竣工する大阪富国生命ビル。左にあるキラキラしたスパイラルは太陽光をビル内に導くためのアイデアだが、採用はされていない。

Table 2「自然の周辺」。
サンペレグリーノ・スパ・ホテル(イタリア)

同サンペレグリーノ・スパ・ホテルのランドスケープモデル。右はユニメタル工業地帯(ノルマンディー)

リオ・マンザナレス公園に架かる、アルガンズエラ・フットブリッジ(マドリッド)

同アルガンズエラ・フットブリッジのイメージモデル。

Table 3「場の発見」。
マイリンスキー劇場II(サンクトペテルブルグ)

オリンピックテニスセンター(マドリッド)

同オリンピックテニスセンター。Section 1に使われていたステンレスメッシュ。

Table 4「ランドスケープとしてのスカイライン」。
ドナウシティ再開発・DCタワー(ウィーン)。右の青いのはスタディモデル。

Table 5「地形の変容」。

梨花女子大学(ソウル)のランドスケープモデル。

同梨花女子大学キャンパスセンター

自転車競技場・オリンピックプール(ベルリン)。鉛でできたイメージモデル。

同自転車競技場・オリンピックプール

Section 3 。「手描きをとても大切にする」と話すペロー。数々のイメージスケッチが展示されています。

ドミニク・ペローさん。「大きく二つの空間に構成しました。Section 1ではすでに実施されている建築の存在を映像でフィジカルに説明しています。Section 2ではコンセプトの空間で、アイデアや感覚を具体的な例で見ることができます」

【ドミニク・ペロー「都市というランドスケープ」】
会場:東京オペラシティ・アートギャラリー
会期:2010年10月23日〜12月26日


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