山代悟+ビルディングランドスケープによる「LWB阪東橋」のオープンハウスに行ってきました。今年の「SD Review 2010」に入選した作品です。場所は横浜の阪東橋駅からしばらく歩いた住宅街。
敷地54m2、鉄骨3階建て。60代のご夫婦とその娘さんの3人が住まう建て替え住宅。
2階。階段を囲むようにリビング、ダイニング、キッチン、水回り。 通常構造材として使うLVL(単板積層材 / t90)を壁面に使用することで独特の表情を見せています。 存在感十分な柱と階段。この住宅は階段周りの4本のH鋼をメインの支柱にして、屋根に傘型の構造を載せ、傘から鉄のロッドで3階と2階のスラブを吊るような構造。そのため3階と2階の外周には柱がありません。ちなみに構造は佐藤淳さん。 こちらがスラブを吊っているφ19のロッド。ほとんどは壁面に隠れていますが何本かはこのように見えます。
3階。各部屋の天井に開口があります。
寝室。こちらの部屋の上はロフト収納として使えます。
山代悟さん。「構造材として隠れた存在にするにはもったいない美しい表情をもつこのLVLを使った作品を今後も展開していきたいです。 今、準耐火性能の基準を満たす作業をしていますので、さらに新しいことが出来ると思います。」