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30 4月, 2011

【New Profile】相坂研介設計アトリエ


宮坂の三世帯住宅(宮坂の住宅Ⅰ+Ⅱ・Ⅲ)



相坂研介設計アトリエのプロフィールをご紹介いたします。オープンハウスでもお邪魔した宮坂三世帯住宅を始め、家具やプロダクトなどもアップしております!

http://www.japan-architects.com/aisaka-architects/projects.html



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26 4月, 2011

谷尻誠による「瀬谷の家」

横浜市に竣工した、谷尻誠/サポーズデザインオフィス (Makoto Tanijiri / Suppose Design Office)による「瀬谷の家」の内覧会に行ってきました。


敷地面積73m2、建築面積36m2、地下1階、地上2階建て。

前庭は駐車スペース。地盤の下層に使うぐり石をあえて表層に利用。引き戸のグレーチングは簾戸のように見えるが網戸になっている。

中に入るとまだ庭が続いていた。
大きな庭を壁や屋根で囲ってしまい、その中に寝室やリビングといった居住空間を挿入した感じ。

土間ではなく"中庭"。施主は花屋を経営されている。

キャンティレバーのステップを数段上がり、"室内" へ。

1階LDK。床は墨を混ぜたモルタルでの仕上げ。右に3枚、手前に1枚大きなガラス引き戸で"庭"と仕切ることができる。

外壁は外断熱が施されているので居室の仕切りは軽めで大丈夫だそうだ。
また天井を支えるのは階段上部から横に貫通する大きな梁で、耐力構造としても機能。

粗い仕上げの外壁内側は外のような雰囲気を演出。対照的に大きく細い木サッシュのガラス引き戸により繊細さが加味されている。

キッチンはコンクリートの作業台と、ラワン仕上げのキッチン収納。


地下へ。RCの基礎はグレーに塗装。 左側手前は子供室、奥は主寝室。


地下1階主寝室。

主寝室奥から。左はクローゼット。

2階へ。 大きなトップライトが2面見える。

2階は"テラス"と呼ぶ。

正面の窓と手前の天窓は開閉が可能。



しばらくこの住宅にいるうちに、だんだんと外壁が隣家の壁に感じてきた。ちなみに敷石の下は地面。

谷尻さん(右)と、担当の吉田さん(左)。「小さな敷地で大きな庭にするにはどうするかを考えました。そして部屋のような庭をつくるという、新しい庭と建築の関係が生まれました。余白をたくさん残し、"未完のように完成"させましたので、人と自然が時間を掛けて楽しみながら成長していってもらえればと思います。」と谷尻さん。



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20 4月, 2011

藤村龍至さんの「東京郊外の家2(倉庫の家)」

藤村龍至建築設計事務所 (ryuji fujimura architects) による「東京郊外の家2(倉庫の家)」の内覧会に行ってきました。場所は川崎市中原区の住宅地。


敷地面積58m2、建築面積32m2。RC造の地下とS造の地上2階建て。

シンプルな箱形の外観を見ながらガレージに入ると1.5階分の吹き抜け。単に駐車スペースだけの用途ではないようです。

玄関を入りLDK。左は担当の畑さん。

1階LDK。

ガレージと同じ1.5階分の高さ。右上に一段あるスペースはロフト。

地下へ。階段周りは仕上げが完了していないそうです。

下りると納戸兼ワークスペース。左は寝室。ドライエリアが設けてあり明るくなっています。

反対側は水回り。地下は当初計画にありませんでしたが、地盤の問題で深い杭を打つ必要があったことから、それなら杭を打つ代わりに地盤改良を兼ねた地下スペースを設け居住エリアを拡げることにしたそうです。

浴室にもドライエリア。この上が家の正面になります。

上階へ。


バルコニーからはガレージを望むことができます。

編集者の施主のために階段室の中2階から2階の天井まで高さ4.7mの書棚。後ほどハシゴが付くそうです。

2階。この上にもロフトがあり、流しの向かいにトイレ。奥の個室にも3つめのロフトがあります。

2階主寝室。階段室の最上部にはトップライト。開閉も可能で地下を含め各部屋の空気が流れ出ていきます。

階段室上のロフト。

窓は一手間掛けサッシュが見えないようになっています。

2階個室。ローサイドとハイサイドウィンドウの組合せで空気の流れをコントロール。左の小窓は階段室へ。

小窓から階段室を見下ろす。対角にガレージを見ることもでき、縦方向に奥行きを感じられるように工夫されています。

藤村龍至さん。「この周辺はご近所がとても密着した雰囲気です。ガレージに大きな気室をとることでここが駐車スペースだけでなく、ガレージセールなどでご近所が集まったりしながら、個と地域社会が結びつくような働きをしていってくれたらと思います。 」



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18 4月, 2011

川辺直哉による「品川の集合住宅A」

川辺直哉建築設計事務所による「品川の集合住宅A」(LUMIER南品川A) の見学会に行ってきました。京浜急行 新馬場駅より3分の第一京浜に面した場所。


敷地面積181m2、建築面積141m2、延床面積820m2、鉄骨造地上10階建て。

中央が今回竣工した 「品川の集合住宅A」。その左下の3階建てが1年前、先に竣工した「品川の集合住宅B」でオーナーは同じ。
ご覧のように2棟の間で建物の高さがくっきり分かれているが、「A」から右が第一京浜に面した商業地域で、「B」から左が住居地域になるため。

路地側から見る。この場所は以前2m幅の道を挟んで戦後からの住宅が密集していたそうで、今回それを4mに拡幅。

そして残る周囲の住宅との関係に配慮し、庇の高さが合うように3階からセットバック。7階でさらに圧迫感を出さないようにセットバック。また2階部分までと、第一京浜に面した側をグレーにすることで地面との色の差をなくし主張を弱めている。
入居者にとっては下層ほど窓が小さくなっており、周囲からの視線がコントロールされている。

エントランスはダークにすることで、外界から一度リセットするような効果を演出。

2階、38m2のワンルーム。


4階、34m2のワンルーム。

6階は非賃貸の2LDK。柱が出てしまうので、奥のキッチンに近い側をダイニング、手前をリビングとして使えるようにレイアウト。



7階から10階はワンフロアに55m2の1LDK。

南側はパノラマの景色。


中央左の扉はクローゼット、右の壁の裏がキッチン。参考までに7~10階までの家賃は19万円前後で、現在入居者募集中とのこと。(プリズミック)

10階から西側のパノラマ写真。

「品川の集合住宅B」をAの4階より見る。道路より少し持ち上げ、こちらもセットバックし周囲への圧迫感を軽減している。



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