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05 4月, 2011

直井建築設計の「筒のいえ」

直井建築設計事務所 (Naoi architecture & design office) による「筒(とう)のいえ」のオープンハウスに行ってきました。場所は川崎市中原区の住宅地。

敷地面積82m2に建築面積49m2、木造の3階建て。建て替えで3世代2世帯5人が住まう住宅です。

建て替え前は2階建てで、3方を3階建てに囲まれとても暗かったので、今回は「とにかく明るくして欲しい」というのが一番の要望だったそうです。

明るくするためのアイデアがこの北側の外壁。一見暗くなってしまうのでは、と思いますが中はどうなっているでしょう。

玄関は二世帯共用で"筒"のような吹き抜けになっています。

玄関を入って右側が親世帯のリビングとキッチン。

キッチンの裏側は親のお母さん(つまりおばあちゃん)の部屋。 窓の外には縁側のようなデッキが設けてあります。

2階へ上がる途中、吹き抜けを見る。

大きな開口を持つ吹き抜けは壁からの反射光と、スリットから光が入ってきます。左にドアノブが見えますがこのドアが親世帯と子世帯の境になります。奥の左側が子世帯の寝室。

振り返って反対側が親世帯の主寝室。

2階子世帯の寝室は将来の子供部屋。

2階親世帯の主寝室はパーティションがあり、寝室とミニリビングを軽く分けてあります。左はウォークインクローゼット。

3階子世帯のLDK。上部南側から採光できるようになっており...

北側の大開口を抜け外壁に光を反射させ、2階や1階に光を導く仕掛けになっています。


キッチンの裏側が主寝室になっています。


3階主寝室。低めの収納は上に水回りがあるため。

半階上がって水回り、さらに上がってルーフバルコニーへ。

水回りはFRP防水。便器は震災の影響で指定の物が入らず、仮の物が設置してあるとのこと。


直井克敏さんと徳子さん。「いかに明るい空間をつくるかがテーマでした。最上階からの光を反射させながら家中に行き渡 らせるため、"筒"のような空間になりました。様々なアイデアを盛り込み限られた面積の中でも豊かでダイナミックな住宅ができたと思います。」

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