東京のプリズミックギャラリーで開催中の「関西若手建築家展覧会シリーズ Meets 217」は、芦澤竜一、平沼孝啓が、地元大阪で開催してきた建築レクチュアシリーズ 217[ nie - ichi - nana ]の2010年度ゲスト若手建築家5組による連続の展覧会。
第4弾は前田茂樹のジオ-グラフィック・デザイン・ラボによる展示。
〈バングラデシュのサイクロン・シェルター設計競技〉と、〈リクルート関西REGO受付応接スペースデザイン〉を展示。
まずは前田さんによる作品の説明。
〈バングラデシュのサイクロン・シェルター設計競技〉。奥は1次審査案。手前は勝ち取った2次審査案。
国土の多くが低地でサイクロンにより甚大な被害が起きるバングラデシュ。1次審査での入選者は現地での調査やヒアリングを行い、2次審査案を再検討。
2次審査案では、地元の人のニーズやサイクロンでどのような被害が起きるのかを踏まえ、より現実的なアイデアに。
建築予算は約1,200万円でというのも条件で、現地ではこれだけの規模の建物がRC造で可能だそうだ。
丁寧なパネルで詳細が分かるのでぜひ会場で。
〈リクルート関西REGO受付応接スペースデザイン〉。ポリカーボネートのパネルを使ったパーティションはプライバシーを保ちつつ光を透過。(展覧会の掲示写真 (C)Nacasa & Partners Courtesy of WEST)
本来防災上ポリカの使用は出来なかったそうだが、ガラスで挟むことで可能に。
前田茂樹さん。「バングラデシュにはこのようなシェルターがもっともっと必要です。先の大地震による津波被害で建築のあり方が問われていますが、この地域ではサイクロン問題の解決に"建築"が大きな役割を果たすことができます。」
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