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28 8月, 2011

レベルアーキテクツの「等々力の住宅」

中村和基さんと出原賢一さんが主宰するレベルアーキテクツ(Kazuki Nakamura, Kenichi Izuhara/LEVEL Architects)による「等々力の住宅」のオープンハウスに行ってきました。

敷地は100m2、建築面積は50m2。地下1階、地上2階の木造住宅です。目を引くのはキャンティレバーによる3m以上ものせり出し。この下に車2台を停めるためだそうです。

エントランス。奥に何か少し複雑な構造が見えます。

近づいてみると1mほど上に踊り場と中庭。地下へ降りる階段とその奥に昇る階段。

先へ進む前に、右手前にある主寝室。大きく室内に開けた窓は中庭から採光できるようになっています。床はオーク材。

踊り場の階段下には格子。ここから地下にも光と風を導くことが可能。

地下の部屋はウォークインクローゼットでした。かなりの広さがあるので将来個室にする事もできます。天井から先ほどの格子より光が差し込んでいるのが分かります。

地下から奥の階段を上がった先には水回り。

トイレ側から振り返る。4本軸のブレースが見えますが、大きく建物を分断するようなかたちで中庭を配したので、どうしても何カ所かに必要になったそうです。

また一度地下に降りて戻ります。

2階へ。

踊り場から。右下は主寝室の窓。

2階LDK。片流れの大きな天井。床はアッシュ材。ハイサイドからも採光しているためとても明るい。



中庭は隣家の隙間を狙って配置され、さらに風を集めるられるよう台形になっており、そこから室内を隅々まで風が抜けるように工夫されています。

台形の狭い側はこのように。

植えられたシマトネリコが徐々に成長し、隣家からの目隠しになりながら緑の景色に変わって行く予定。

キッチンの右端から左側がガレージ上のせり出し部。今回"ホームコネクター"工法を使うことで、これだけのスパンのキャンティが木造で可能になったそうです。

キッチンの外は実は半間ほどの明かり採りのテラスになっています。外観で見える台形の壁はこの部分になります。

施主指定のフォスカリーニ社の"CABOCHE"は、コーリアンで造作したダイニングテーブルの上に配置。

2階の奥へ。

子供室。こちらも天井まで窓。斜めの窓にお馴染みの斜めブラインド。

子供室から。「施主からは明るく開放的に、というシンプルなご要望でしたのでこの中庭でそれを実現しました。正に家の中心ですので、ここを中心に豊かな暮らしをしていただければと思います。」と中村さんと出原さん。

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