成瀬・猪熊建築設計によってリノベーションされたシェアタイプSOHO「THE SCAPE (R) 」のプレス内覧会に行ってきました。場所は渋谷駅から15分ほどの学校が多いエリア。
建物は2005年隈研吾さんの設計により完成した高級賃貸アパート「THE SCAPE」。近年のライフスタイルの変化によりこのほどリノベーションされました。
エントランスのガラスには手書きされた「THE SCAPE (R) 」のロゴ。"R"はRebornから。
以前深めに取ってあった駐車スペースを前に寄せ、セキュリティ万全の駐輪場を設置。
エントランスロビーにはコンシェルジュのカウンターを新設。背後にはエキスパンドメタルに掛けられたセキュリティ用にモニタリングするiPad。手前は今回成瀬・猪熊デザインの五角形テーブルを置き待合いスペースに。
2階「フリーアドレスSOHO」は長テーブルに最大10人掛け。フリーなので空いているところを自由に利用できる。料金は月7,000円〜。
いくつかの場所にあるカーペットにはペンキを塗り込み独特の風合いに仕上がっています。
2階「マイルームSOHO」は1部屋貸し。こちらは特にインテリアに手は加えずほぼオリジナルの状態。月250,000円〜
3階「マイデスクSOHO」 は専用の机を持つことができる。月35,000円。
オリジナルのインテリアとは対照的に素朴で素材感のある仕上げを意識したそうです。この照明のレールは鉄製。
部屋の一角にはソファーとコーヒーテーブルを設置。ソファーの後ろはウォークインクローゼットを利用したロッカー室。
階段室はオリジナルのまま。4階へ。
4階パブリックラウンジは以前家賃150万円の部屋のLDK。打合せや交流の場でありながら、イベントや撮影に貸し出すことも可能だそうです。
天井の円形の凹みにはオリジナルではLEDの間接照明でしたが、意匠として白熱灯を見せ、合板を貼り込み素材感をアクセントに。
こちらにも五角形テーブル。このテーブルを合わせると大きな六角形のテーブルになるそうです。
テラスのベンチ、テーブルは成瀬・猪熊デザイン。また植物も新たに植え替えました。
最後に5階ペントハウスへ。
5階ペントハウスには5人掛けの長テーブル。
テラスには4階とは異なる雰囲気の植栽。
東向きの全面開口、目の前は常陸宮邸の森が借景という渋谷とは思えないロケーション。
夕方からは成瀬さん、当ビル運営会社のThink Green Produce関口正人さん等によるトークセッションが開催。
成瀬友梨さん。「はじめ隈さんの名建築をリノベーションすることでとてもプレッシャーを感じました。隈さんに直接今回のプロジェクトを引き受けたことを報告したところ『そうか!がんばってね!』と笑顔で背中を押していただき、それから楽になり自分たちの表現ができました(笑)。インテリアはまだまだきれいだったので、何もかも変えるのではなくクールな印象のオリジナルの要素を残しながら、素材感のある材料を使いRebornさせました。」
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