伊藤博之/伊藤博之建築設計事務所 (Hiroyuki Ito Architects) による世田谷区・二子多摩川の集合住宅「BLOOM」の内覧会に行ってきました。
バルコニーが外へ跳ね出す、つぼみが開き花が咲くようなイメージとして「BLOOM」と名付けた。
コンクリートの型枠は通常の(ツヤのない)ものを使い、仕上がりが "新しすぎない" ようにした。
101。共用部と同じタイルが居室に連続する。この部屋は外観で見えた右側(南)一面に、10m以上の長いバルコニーがある。
間取りは1DKか1LDKで、26m2〜54m2まで様々だ。
水回りで完全に居室を分断するというユニークなプラン。
102はメゾネット。階段を上がって2階の様子。梁がブレースの上面に現れ、出来た段差で空間を緩やかに仕切る。
但し、部屋によって梁はブレースの下面と上面を使い分けている。
窓の外には公園の緑が借景となっている。
201は逆に2階と1階のメゾネット。
特徴的なバルコニーの外壁。居室の窓と同じ高さの開口で、幅や位置を少し変えてある。
中から見ると開放的で有りながら、近隣からのダイレクトな視線を緩和している。
1階には寝室と、この水回りがある。珍しい位置に浴槽がある。(もう少し右に置くそうだ)
202はL字型の部屋。
水回りを介して奥に寝室。
寝室側から。
301。
3階は腰窓でバルコニーの手摺の高さ、テーパーと関係を持たせている。
401は掃き出し窓で、201のような外壁のあるバルコニーが筆者の背中側にある。
402。202で見た、収納と開口の関係が逆になっている。
反対側から。
501は再び腰窓に。つまり301のようなバルコニーが備わる。
伊藤博之さん。「一見箱を積み上げたような外観に見えますが、内側の論理で外観が決まったものです。色々なものが共存する街のような存在を目指そうとしたとき、ルールの中でどれだけ振幅を大きく出来るか模索しました。そこで高さ方向で(開口の)条件が異なれば外部とのインターフェース変わってくる。このバルコニーはそういった調整の末に生まれたものです。」
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