敷地は通りから共有の私道を入った奥。
1号室。玄関を入るとまず螺旋階段が目の前に。その奥が水回り。
ユニットバスではなく広めのバスルームが設えてある。
2階はほぼ階段室のみ。「植物を沢山置いてもらうような雰囲気のスペースです。」と進藤さん。
上部にはつり棚も設置されているが、外部に面しているので外に対しておしゃれな収納やディスプレイが求められそうだ。
“居室” 側から見る。
3号室はインパクト大。螺旋階段の開口と同じサイズの穴が天井に開いていた。
謎の穴は2階に上がってみるとこのように。
これは将来リノベーションしやすいように作っておくべきと考えからだ。この建物は縦・横・奥に間取りが変えられるフレキシブルさを備えている。
(photo: BE-FUN DESIGN)
同じく2階、3階も実はワンフロア。
「土木工事的な打設」をしたという進藤さん。配管の埋設も極力減らし、界壁にコンクリートを使わないことで軽く作る事もできるなど、コストを抑える工夫が至るところに見られる。
(photo: BE-FUN DESIGN)
「土木工事的な打設」をしたという進藤さん。配管の埋設も極力減らし、界壁にコンクリートを使わないことで軽く作る事もできるなど、コストを抑える工夫が至るところに見られる。
(photo: BE-FUN DESIGN)
というわけでこの住戸では1・2階を横方向に “2コマ” 取っているのだ。
フロアの半分近く穴が開いているユニークさ。
3階は “1コマ” のスペース。
4号室の3階。 “3コマ” 分のスペースだが、奥が北側斜線で斜めの壁になっている。
5号室の2階。中央の凸部は4号室の階段室で、上は前の写真の4号室の3階。
5号室には唯一バルコニーが備わる。
シンプルな外観からは想像できなかった変化に富んだ内部構成をもつ建物だ。
「時と共に建物周辺の環境が変わり、ユーザーのニーズも変わる集合住宅は、20年、30年後のリノベーションのことを考えておく必要があると思います。この建物の完成はスケルトンのときで、今はこのような間取りと仕上げになっているだけということです。室内は立体的な動線で住み手の工夫次第で面白い部屋ができるのではないでしょうか。」
【ミナミダイノナガヤ】
設計:BE-FUN DESIGN
構造:なわけんジム
施工:株式会社ジーエスビルド
***************************
japan-architects.com
日本の建築家・デザイナーと世界をリンク
Web : www.japan-architects.com
Twitter : @JapanArchitects
Twitter : @JapanArchitects
Reproduction of any of these images and texts without written permission is prohibited.
Copyright: japan-architects.com
Copyright: japan-architects.com
0 件のコメント:
新しいコメントは書き込めません。