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06 9月, 2019

ミース・ファン・デル・ローエによる「バルセロナ・パヴィリオン」

ミース・ファン・デル・ローエ(独・米)による「バルセロナ・パヴィリオン」を訪問。バルセロナ郊外モンジュイックの丘の麓にある、1929年のバルセロナ万国博覧会でドイツ館として建設されたパヴィリオンでモダニズム建築の傑作として名高い。
[Barcelona Pavilion by Ludwig Mies van der Rohe]


万博終了後には解体され、各部材も売却された。その後モダニズム建築を語る上で欠かせない建築として評価が高まり、1986年、ミース生誕100周年に合わせて同じ場所に復元された。


トラバーチンが張られた基壇に2つの水盤。8本のスチール製(復元ではステンレス製)の柱が1枚の屋根を支え、数枚の石の壁とガラスで空間を仕切る。


基壇に上がるとまず目の前に水盤が広がる。


十字断面の柱。右の壁はオリジナルではスタッコ仕上げであったが、ミースとしてはこのテニアン大理石にしたかったそうだ。


両開きのガラス戸から中へ。


このパヴィリオンのためにミースがデザインした「バルセロナ・チェア」。

中の壁はオニキス。

奥の水盤には唯一の "展示物" であるゲオルク・コルベによる裸婦像。


壁やガラスの仕切りを越え、体の向きが変わる度に光と空間が切り替わっていく。
オニキスの壁の裏側から外へ。


本来の入口だった側へ。


長大なトラバーチンの壁の先にはミュージアムショップがある。


ミュージアムショップの前から。
限りなくシンプルでありながら豊かな空間の変化、構成の美しさ、素材や現象の美しさなど高密度に計画されており、訪れた人それぞれが気付くこと、解釈や感想があるだろう。

【バルセロナ・パヴィリオン】
所在地:Av. Francesc Ferrer i Guàrdia, 7, 08038 Barcelona
詳細:miesbcn.com/the-pavilion


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