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30 9月, 2009

建築文化週間 − 建築夜楽校2009


プロセスとローカリティの関係について考える

本企画では、「データ」「プロセス」「ローカリティ」をキーワードに、「情報化」を「郊外化」の原因として遠ざけるのではなく、情報化によってもたらされた知見を郊外化に対抗するためのコンセプトとして捉え直すことで、建築の新たな社会的役割について考える。(HPより抜粋)

パネリストとして北海道から五十嵐淳氏が参加予定。

場所建築会館ホール
日時:10月8日 18:00〜20:30
定員:300名
入場料;無料  詳細


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26 9月, 2009

廣部剛司建築研究所の「上野毛 T」

廣部剛司建築研究所の「上野毛 T」のオープンハウスに行ってきました。場所は世田谷区の上野毛・等々力から10分ほどの住宅街。南側には大きな松畑が広がり、傾斜地になっています。

落ち着いた外観。2台分のガレージと左側が玄関ポーチで、ここがRC造のB1Fとなります。上から竹が覗いています。

ポーチから数段下がり玄関になります。上には天窓が開けられており、これでガレージの奥に位置する玄関前が明るくなります。

玄関に入ると天井まであるタモ材でできたシューズケース。
様々な材質が見えますがとてもバランスがとれています。

B1Fのワークスペース。ガレージに向かって開口しており、ここから愛車のアルファロメオを眺めることが出来るそうです。

1Fに上がるととても気持ちの良い空間が広がります。
左にDK(約11畳)、正面に全面開口のテラス。

右にはスキップフロアで50cm上がった約15畳のリビング。その下はガレージになります。空間の"抜け"を保つため壁ではなくブレースが大きく見えますが、手すり、階段のスチール部分としてひとまとまりのアクセントを成しています。また(黒ではなく)茶色に塗装されているのであまり重くならないようにしています。

さらに右を見ると坪庭が。外から見えた竹はここに植えられています。坪庭の手前には玄関ポーチに見えた天窓があります。

軽く見せる工夫が随所に見られます。

1Fの気持ちよさはこの"抜け"からくるようです。坪庭やテラスによって中と外が曖昧になることで広さを感じ、また外(自然)も感じることで原始的な感覚を呼び覚ましてくれるような暮らしの提案をいつも心がけているそうです。

1Fリビングの窓。南の松畑は見事な借景となります。くっきりとトリミングされて見えるのは、サッシュを外付けし室内からは見えないような工夫によるものです。

DKからテラスに同じ床材を使い曖昧さを演出。リビングやその他の床はウォールナット材。壁や天井は珪藻土。

キッチン。とても多くの収納が据え付けられています。

模型の右奥が北東になります。高度斜線をクリアするために北側に坪庭をとり、東側を一段下げてスキップフロアが生まれました。

2Fの寝室。35cm上がり、4面に大小の窓があり明るいです。ここは2人のお子さんのために将来2部屋に改変される予定です。奥は主寝室になります。

こちらは2Fのトイレからの眺め。

廣部さん自らが一番のお気に入りの場所でお話を聞くことが出来ました。
「いつも自分でも住みたいと思う家を設計します。」
20代最後の年に8ヶ月におよぶ世界の建築を訪ねる巡礼の旅に出た廣部さん。旅を終え、自分のなかに既に持っている「和」を自然に表現できるようになったそうです。

その旅の様子を綴った廣部さんの著書「サイドウェイ 建築への旅」はTOTO出版より発刊されています。

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24 9月, 2009

MEMENTO GARDEN  (思い出の庭)


ジャパンパーキテクツにご参加下さっているN-Treeさんがロンドンにて展覧会を行っております。もしよろしければ、足をお運びください。

会場:KOUKAN Gallery, 106A Alexandra Park Road, London N10 2AE UK
期間:9月16日(火)〜10月3日(土)


庭の制作から着想した樹木の種、根の記憶をテーマにした木版画やガラスの筧、水器、石の噴水、盆栽、庭 の写真など様々な要素による庭的インスタレーションを展開します。また、ロンドンで制作した庭を実際に見学するガーデンツアーや、ディスカッションを通し て人々の庭への思い出を語り会いたいと思います。 (HPより抜粋)


詳細はこちらまで


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13 9月, 2009

前田紀貞による深沢の住宅「PLASTIC MOON」

前田紀貞アトリエによる「PLASTIC MOON」の内覧会に行ってきました。世田谷区深沢の桜並木沿いに建つ住居兼歯科医院。


白いタイルとコンクリートのツートンの外観は壁・ガラス共に角Rが取られている。

コンセプトは「金型」。左からルーフ、2F、1F、B1Fをそれぞれ金型(雌型)に見立て、それを積層し空気を鋳造する、といったイメージ。

エントランスを入ると、スチール製の階段が設置された階段室が地階から2階まで吹き抜けている。スチールの厚さは20mm位あるので足音が響かない。

1階は将来開業予定の歯科医院スペース。「金型の中」なので多くの角にRが取ってある。専用のエントランスが別に設けてある。

1階から2階の一部が青く見えるが、空ではなく水のようだが...

なんと2階には7.5mのプール。

ルーフ、このプールのある2階、そして1階を支えるために、φ150mm程の肉厚なパイプが囲んでいる。

キッチンスペースから見たLDK。窓の外にはプール、左手奥には階段、さらに奥に水回りが配置。

地階の主寝室。ドライエリアが大きく取ってあるので地下とは思えない明るさ。

主寝室の反対側のホビールーム。

ディテールにもこだわっている。

Z2(ゼッツー=Kawasaki 750RS)に映る前田さん。

「床、壁、天井そのものではなく、それらに囲われている手で触れることの出来ない部分をコントロールして濃密な空間を作ることに興味があるんです」と熱く語ってくださいました。


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アルゼンチンにて 「日本の現代建築の流れ」


Antípodas:
arquitectura japonesa desde miradas argentinas

明日14日より19日まで、日本の反対側にありますアルゼンチン、ブエノスアイレスにて「日本の現代建築の流れ」と題した展覧会を行っております。 詳細

日時:2009年9月14日〜19
会場:MARQ.(MUSEO DE ARQUITECTURA Y DESENO)



ジャパンアーキテクツにご参加くださっている建築家も多数、出展しております。以下、お名前をリストアップさせていただきます。

AIR Architects Studio. Tetsu Tanaka / AKA - Atsushi Kitagawara Architects / Akasaka Shinichiro Atelier / Akira Sakamoto Architect & Associates / albert abut architecture / Architecture·lab. Shigekazu Takayasu / Atelier Bow-Wow / atelier.Rats / Atelier Tekuto Co., Ltd. / Cell Space Architects / Daigo Ishii + Future-scape Architects / Environmental Planning Studio Co. Ltd. / esprex.inc / F.O.B ARCHITECTS + F.O.B ASSOCIATION / Frank la Rivière Architects inc. / Furumoto Architect Assosiates / Hidemi Iwamoto Architect & Associates / Hiroaki Iwasa Architects Workshop / Hirotaka Satoh Architecture & Design / Iida Archiship Studio / ISSHO / Jun Igarashi Architects inc. / Junya Toda Architect & Associates / Katsumi Nakamura Architect & Associates / Kawahito Architects / KAWAI-ARCHITECTS / Kazuhiko Oishi Architecture Atelier / Kazunori Fujimoto Architect & Associates / Keiichi Hayashi Architect / Kengo Kuma & Associates / Kiyotoshi Mori + Natsuko Kawamura. MDS architectural studio / Koh Kitayama + architecture WORKSHOP / KOHKI HIRANUMA. Hs WorkShop-ASIA / Kubota Architect Atelier / Love the Life. Akemi Katsuno & Takashi Yagi / M.A.L. Machida Architecture & Landscape Design / M2-Nakatsuji Architect Atelier / Masao Yahagi Architects / Miurashin Architect + Associates / Miyahara Architect Office / MS4D Co.,Ltd. / Muramatsu Architects / naf architect & design. Akio Nakasa / Naya Architects / Office of Kenji Tagashira / Takashi Yamaguchi & Associates / Prop Position Architectural Design / P_kan: Hiroshi Shoji Building Workshop / Sakaushi Taku Architects’ Office. O.F.D.A. associates / Shoei Yoh + Architects / Shogo Aratani Architect & Associates / Studio Noa, Nobuhito Mori / Suga Tadashi Architects Office / Suppose Design Office / Tadashi Saito + atelier NAVE / Tetsushi Tominaga Architect & Associates / Toshiaki Tanaka & Associates / UID Architect & Associates / Yo Yamagata Architects / Yokoyama Design Studio /



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堀口捨己研究会


12日より月に一度の堀口捨己研究会が始まりました。堀口さんといえば、私の世代からすると遥か遠くの存在ですが、今回講義をご担当くださった平良敬一さんは生前の堀口さんに何度もお会いし、作品集などを刊行なさいました。貴重なお話が沢山聞けました。残り三回の講義も楽しみにしたいと思います。


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11 9月, 2009

A-STUDYの「リヴォン表参道」

表参道の裏通りにオープンしたばかりのオーダーメイド中心とした工房併設ジュエリーショップ「リヴォン表参道」に行ってきました。齋藤良博さん率いるA-STUDY(エイスダディ)がグラフィック、ロゴ、空間などトータルにデザインした店舗です。この日はジュエリーコレクションのお披露目パーティーもあり、たくさんの人が訪れていました。

職人の手仕事を象徴したというファサードいっぱいにデザインされた手の形。

よく見ると、ちょうど指のあたりで指輪のように見える絶妙な位置にディスプレイボックスが設置されています。


カウンターからガラス越しに工房が見えます。

壁面には短冊状のレザーの端切れがたくさん。これはubushinaの「エコレザー」と指輪の原型のディスプレイ。

工房併設ジュエリーショップならではの遊び心。ワックスツリー。

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