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05 10月, 2009

隈研吾建築都市設計事務所の「根津美術館」

隈研吾建築都市設計事務所の「新・根津美術館」プレス内覧会に行ってきました。


よく通る交差点。入れないジレンマから漸く開放されますね (3年半休館していました)

エントランスで迎えてくれるのは颯爽とした根津美術館のあたらしいロゴ。ドイツのデザイン会社ペーター・シュミット・グループによるデザインです。
根津家の"N"とミュージアムの"M"。屏風をモチーフに文化が折り重なっているようなかたちを表しています。因みにこちらのロゴ、先日発表されたred dot design award受賞したそうです。

長いアプローチは玉砂利と竹にはさまれ、"隈建築"を早速感じさせます。

美術館の入り口。

入って左側がホール。様々な仏像が取り囲んでいます。

右側にはミュージアムショップ。改修後2倍の広さになり、オリジナルグッズも充実。

庭に出てみます。

大屋根に瓦が整然と敷き詰められ美しいです。

NEZU CAFE。今回新築されました。周囲をガラスで囲まれ美術館の庭(森)を眺めることができます。

インテリアは和紙のような素材を使い淡い光が包み込んでいます。

1F展示室1。展示室は6つあり、企画展示、書画、彫刻、青銅器、工芸、茶道具がそれぞれの部屋に展示されています。

一度ホールへ出て、右の階段から2Fへ。

M2Fのラウンジ。天井もベンチも竹でできています。

ロッカーも竹です。

2Fの展示室4。「世界一美しく青銅品が見られる展示空間」を目指したそうです。

2Fから1Fホールを見下ろす。

B1Fから1Fを見上げる。

トイレのサイン。女性らしいウエストの位置を決めるのに検討を重ねたそうです。

開会式が始まる前の隈さん。


根津美術館館長 根津公一氏。祖父喜一郎氏の"美術品は人々と共に楽しむものであり、感動を分け合うものだ"という遺志を受け継いでいます。「改修にあたり人にも美術品にも優しいものにしました」

新・根津美術館を設計した隈研吾氏。館長と一緒に世界中の美術館を見て周り、イメージを膨らまし合ったそうです。「周辺の森に調和した建築を作ろうと考えました」「6年という充分な時間を与えられ、綿密にデザインできたことは建築家として貴重で幸せな経験でした」

ロゴデザインを担当したペーター・シュミット・グループの代表取締役アーミン・アンゲラー氏。「隈研吾氏の美術館と外の世界を融合するというコンセプトからデザインしました」

副館長西田宏子氏。「この美術館を建てるにあたって、古い蔵が壊されることになったのはつらいことでしたが、あたらしい空間が作品に良い影響を与えることでしょう」(改修は蔵の老朽化が発端でもあるそうです)

とても多くのプレスが訪れていました。

紅葉にはまだ早かったので、秋が深まった頃にまた訪れてみたいです。

2009年10月7日より一般公開がはじまり、1年間にわたり8つのテーマで収蔵品の新創記念特別展が開催されます。




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