西久保毅人さん (Taketo Nshikubo / Niko Design Studio) による東京杉並区に竣工した「三輪さんの家」のオープンハウスに行ってきました。
敷地面積109m2、建築面積54m2、延床面積124m2。木造地上2階、RC造地下1階。4人家族の住まい。
右側に4件並んだ一番奥、突きあたりのような旗竿敷地。
1.4m、7段上がって玄関。下は縁の下のように抜けている。
玄関を入ると正面はリビングへ、右は納戸へ。
納戸はそのまま連続し、さらにキッチンへ繋がっている。
リビングへ入ると正面には借景の生産緑地。
1段上がった畳敷きのダイニングスペース。
キッチン側から。
キッチンは先ほどの玄関、納戸から同じレベルで連続している。つまり土間と台所と言える。
さすがにかまどはないが、ダイニングは囲炉裏を囲むような趣。畳の下は収納にボックスになっており、手前の4つは可動できる。
放射状の梁は構造ではないそうで、大きな木の下に皆が集まるような雰囲気を演出。
この日は非常に暑かったが、緑地を抜けて幾分冷やされた風が吹き込んできた。
1階を持ち上げたのは、地面から立ち上がっては緑地の影で部屋が薄暗くなってしまうため。当然持ち上げたことで良好な視界をリビングにもたらしている。
地下は主寝室圏AVルーム。壁の裏側は書斎に。
書斎。ハイサイドの窓は2つ前の写真の階段裏に見える。
2階へ。
階段を上がって右側に水回り。
浴室のトップライトは上棟後に「やはり開けたい!」と施主の要望で急遽設計変更。開けて正解ですね。
2階の1/4程はテラス。屋上への階段もここから。
子供室は二つ。将来右の壁を取り外し大きな部屋にする事も可能。
廊下にあるクローゼットにスライドレールを使った姿見を発見。
紫の壁はトイレ。1階のトイレは緑、納戸はオレンジ。居室でないところに差し色を使って遊び心を。
「建て替えであったこの家はとにかくこの緑地に対して開いて設計しました。またいつも心掛けていますが家が町の風景の続きになるように配慮しています。突きあたりのこの敷地の場合、地面から浮かせることで下に空間が生まれ、その奥にある緑地に繋がるようになっています。 」と西久保毅人さん。
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