東京オペラシティアートギャラリーにて1月17日より開催される「スイスデザイン展」内覧会に行ってきました。
ウルス・ブーヘル駐日スイス大使。
「機能性、シンプルさ、手仕事的なぬくもりと美しさを愛する気質など、日本とスイスデザインには共通点がある。スイスデザインの大きな流れを理解していただくとともに、スイスという国についても再考いただく機会となれば嬉しい。」
ブーヘル氏の背後に見えるのは、USMモジュラーファニチャーが今回の展示のために制作した<スイスクロスをモチーフにしたUSMハラー>。本展入口に位置し、国旗自体が最強のデザインとも言えるスイスのデザイン展に相応しい始まりだ。
もう一つ入口に展示されているのは<ルツェルン応用化学芸術大学による型紙インスタレーションプロジェクト>
日本の型紙をモチーフにして産学協同で作ったフレキシブルに使用できるオブジェ。サンクト・ガレン美術館から資料等を借りる際に丁度展示されていたそう。
<プロローグ>
<自然・観光・交通のデザイン>
ポスターなどを通じて、国をあげて多くの観光客を呼び込んだ観光大国としてのスイスを知る。
スイス鉄道時計と連邦鉄道のポスター。時計は70年前にデザインされ今もスイス連邦鉄道のシンボルとして愛用されている。
スウォッチ
カラフルで革新的デザインをまとったプラスチック製クォーツ時計。
並んでいるのはクラブ・ウォッチコレクションの限定モデルで、左の空ディスプレイには2015年モデルが3月中旬に展示される予定。
コネクター製造過程サンプル、パンフレット、色見本メタルパネルなどの資料とともに紹介。
<マックス・ビルとモダンデザインの哲学>
スイスデザインのみならず、モダンデザイン全般に大きな足跡を残した巨匠マックス・ビル (1908-1994) のグラフィックデザイン、家具などを展示。
1928年刊行の "新建築" を発見!
バウハウスに入学したてのマックス・ビルが新建築のコンペに応募し、3等案として同誌に掲載された時のもの。当時バウハウスに留学中であった水谷武彦がビルの図面に日本語を書き入れてくれたそう。
<スイスタイポグラフィーとグラフィックデザインの黄金時代>
20世紀半ばのストイックで厳格なスイスのタイポグラフィ、ポスター、ブックデザインなどが展示されている。次の展示室にある近年のポスターへと続いていくような構成が面白い。
<ル・コルビュジエとスイスデザイン>
最後の展示室。コルビュジエにみられるスイス的な特質を再考し、さらにそこからスイスデザインを考えることをテーマとして構成されており、ネスレ・パビリオンスケッチ、バリー店舗スケッチ、サルブラ壁紙カタログ、シェーズロングLC4等が展示されている。
〈シュウォブ邸〉、〈サヴォア邸〉のコルビュジエ直筆のスケッチも。
【スイスデザイン展】
会期:2015年1月17日〜3月29日
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
詳細:www.operacity.jp/ag/exh172/
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