川辺直哉建築設計事務所(Naoya Kawabe Architect & Associates)による三鷹市の集合住宅「コモレビテラス井の頭」の見学会に行ってきました。
敷地面積207m2、建築面積142m2、延床面積495m2。RC造、地下1階、地上3階建て。
B1・1階に3戸ずつ、2・3階に4戸ずつ、計14戸からなる。
1m程の高低差がある3面道路に囲まれている。
2階まで吹き抜けになっている裏口。
表にあるエントランスからは上のレベルに入ってくる。
階段室を見上げると上から光が差し込む。
一度外に出て表のエントランスへ。
郵便受けやインターホンはこちら。
3階まで上がると大きなトップライトが設けてあった。施主から「明るい共用部」は必須条件だった。
2・3階の住戸にはグレーチングが張られた外扉が設置されている。なぜかというと...
玄関扉はバルコニーに面してガラス引戸と一緒に並んでいる。外扉がないとひとがバルコニーまで入ってこれてしまう。
各住戸で見られるのがこのタイルとカバザクラ材フローリングの床。
タイルは共用部やバルコニーと同じもので、外部が内部に連続してくる印象を与え、外と内の境界を曖昧にし広さを感じさせてくれるし、使い方も居住者のスタイルで広がる。
タイルは共用部やバルコニーと同じもので、外部が内部に連続してくる印象を与え、外と内の境界を曖昧にし広さを感じさせてくれるし、使い方も居住者のスタイルで広がる。
それぞれの住戸でタイルとフローリングのバランスや取り回しは異なる。 天井はモルタル仕上げ。
そして外観からも目を引いたルーバーはよく見るとピッチが異なる。外部状況によって3種類(40、60、80mm)のピッチを使い分けた。
3面を道路に囲まれ隣接する建物は少ないが、住宅地なのでむやみには開放しにくい。ルーバーにより開放しながらも開放させすぎないようにした。
完全に開口しているいる箇所もある。
川辺直哉さん。「ルーバーや床の仕上げを操作することで生活領域の境界が曖昧になり、物理的な占有領域がその境界を越えて、共用部や外部と関係付けられるのではないかと考えました。」
========== japan-architects.com ===========
日本の建築家・インテリアデザイナー・ランドスケープアーキテクトと世界をリンク
ジャパンアーキテクツメンバーのプロフィール >>japan-architects.com
建築・デザインのイベント情報 >>What's happening
建築・デザインのお仕事 >>求人求職情報
ジャパンアーキテクツへのお問い合せ >>事務局へメール
ジャパンアーキテクツメンバーのプロフィール >>japan-architects.com
建築・デザインのイベント情報 >>What's happening
建築・デザインのお仕事 >>求人求職情報
ジャパンアーキテクツへのお問い合せ >>事務局へメール