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06 9月, 2014

成瀬・猪熊建築設計より「りくカフェ」リニューアルオープンとクラウドファンディングについて

成瀬・猪熊建築設計事務所 (Naruse Inokuma Architects) が2011年から関わっている陸前高田市「りくカフェ」が、10月5日にリニューアルオープンを迎えることになった。
りくカフェは東日本大震災で甚大な被害を受けた陸前高田市で地域住民が運営しているコミュニティカフェ。http://rikucafe.jp/

 2012年1月に仮設の建物で運営を開始したが、使用期限があることや、狭くトイレやコンロがないなどの問題があった。


その後クラウドファンディングや支援などにより恒久建物への建て替えができるようになり、間もなくリニューアルオープンする。 


 こちらが建設中の新しいりくカフェ(8月の様子)。
面積は2倍となり厨房設備やトイレも整い、地元のお母さん達の美味しいご飯で訪れる方の身も心も癒す場を目指し、福祉事業も展開して行く予定で、ますます地域に貢献できる場として育てていくそうだ。

しかし被災地での凄まじい建設費高騰のため、建物の建設だけで資金が尽きてしまい、食器や家具を揃える資金が不足してしてしまった。
そのため今一度クラウドファンディングへの協力をお願いしている。

【りくカフェ リニューアルオープン】
日程 : 2014年10月5日
場所 : 岩手県陸前高田市高田町字鳴石22-9
詳細 : www.facebook.com/naruseinokuma
HP : http://rikucafe.jp/

【りくカフェ クラウドファンディング】
詳細:http://camp-fire.jp/projects/view/1177

(Photos: 成瀬・猪熊建築設計事務所)


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25 3月, 2014

プリツカー賞を建築家・坂茂氏が受賞!

【ニュース】
プリツカー賞建築家・坂茂氏 (Shigeru Ban Architects)が受賞

個人住宅から文化施設にまで革新的で上品な設計を手がけ、また震災などによる災害被災地での支援活動など多方面に及ぶ建築活動を続けてきた坂氏がプリツカー賞に選ばれました。
"elegant, innovative work for private clients" as well as the "resourceful design approach for his extensive humanitarian efforts."
「この賞は僕が建築家としての実績を評価されたというより、これからも続けていきなさいと勇気づけられる賞と受け止めています」と坂氏。

日本人の受賞は故・丹下健三(1987)、槇文彦(1993)、安藤忠雄(1995)、SANAAの妹島和世&西沢立衛(2010)、昨年の伊東豊雄に続き、7人目。

Cardboard Cathedral, 2013, Christchurch, New Zealand. 
Photo by Stephen Goodenough

Centre Pompidou-Metz, 2010, France.
Photo by Didier Boy de la Tour
Haesley Nine Bridges Golf Club House, 2010, Korea. 
Photo by Hiroyuki Hirai

Curtain Wall House, 1995, Tokyo, Japan.
Photo by Hiroyuki Hirai

益々のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

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03 8月, 2013

成瀬・猪熊建築設計:「りくカフェ」クラウドファンディングへのご協力のお願い

成瀬・猪熊建築設計事務所も携わる陸前高田のコミュニティカフェ「りくカフェ」が、本設への建て替え資金をクラウドファンディングにて募っています。




以下成瀬友梨さん、猪熊純さんからのメッセージです。

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この度は、私たちがNPOの一員として関わっております陸前高田のコミュニティカフェ「りくカフェ」が、本設への建て替え資金をクラウドファンディングにて募ることになりましたので、ぜひとも皆様のお力をお借りしたく、ご連絡させていただきました。

2012年1月より仮設の建物で営業を始め、地域の拠点として成長してきたりくカフェですが、使用期限が2014年3月にせまっており、さらに計画中の復興道路が現在のカフェの敷地を通る可能性がある等、様々な理由により近々移転を余儀なくされております。

仮設カフェは、非常にやる気のある地元の女性たちが運営を行っているおかげで、私たちが考えていた以上に多くの方に愛される交流拠点として成長してきました。この勢いをぜひ本設カフェへつなげ、これまで面積や設備の制約でできなかったことを含め、ますます活動の幅を広げていきたいと考えております。

現在、寄付金や助成金によって建設資金の7割ほどを集めることができました。引き続き助成金に応募するなどして建設費を集めていきますが、より実現に近づくために、今回CAMPFIREを通じて残りの建設費の一部をご支援いただけたらと考えております。

CAMPFIREでは、お一人様500円からご支援が可能です。ご支援の額に応じて、りくカフェより心をこめたお返しをさせていただきます。リターンの内容につきまして、詳しくは下記のページをご覧下さい。

日々の活動の様子は、Facebookにて随時更新しております。お時間がありましたら、こちらもぜひお目通しいただければと思います。

もし本プロジェクトにご賛同いただけましたら、できる範囲でのご支援をいただければ幸いです。また、TwitterやFacebook等での情報の拡散にもご協力いただけたら大変助かります。
突然のお願いで恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

成瀬友梨 猪熊純
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13 3月, 2013

「平田晃久展 からまること/集まること」レポート

3月11日よりLIXIL: GINZAにて始まった「平田晃久展 からまること/集まること」に行ってきました。

冒頭このような文言からはじまる。「この国の、若い建築家のキャリアは通常小さいプライベートな仕事から始まらざるをえない。しかし、だからといって建築に向かう意識まで小さく閉鎖的であるわけではない。むしろ小さなプロジェクトの中にこそ、これからの建築の根源を問うような種を内包させたいと思ってきた。しかし、一人の当事者として、そういう宣言だけで済まされる年齢ではなくなってきた。」

平田さんの最近3年ほどのプロジェクトが大きく3つのエリアに分かれ展示されている。
最初のエリアのテーマは「からまりしろ 生きている世界に接続する建築」。震災前の東京で比較的小規模なプロジェクト。

 "coil"。「からまりしろ」は「からまりが発生する余地」という意味の造語で、その世界観を具現化した住宅。人間を一つのいきものとして考え、建物とからまることで生まれる豊かな世界。

 "tree-ness house"。からまりに植物が加わりより複雑にからむ。

 二番目のエリアのテーマは「都市を発酵させる」。より都市的レベルで展開された海外(台湾)でのプロジェクト。

 "Foam Form"。台湾のコンペで次点に選ばれた。

高雄市を流れる川の、幅1Km以上とその沿岸を含めた巨大プロジェクトで泡をモチーフにした。

 "Hotel J"。ヴィラタイプの宿泊施設を備えた温泉リゾート。渓谷のようなデザインだ。
「からまりしろ」の発想は台湾で自然に受け入れられたという。それはヨーロッパでは感じなかったことで、東アジアのある種ローカル的な身体感覚がそうさせるのではないかと最近考えているそうだ。

 "Taipei Complex"。細かく分割されているように見えて内部は一つの大きな空間になっている。
これとHotel Jは高雄のコンペを見ての依頼だそうだ。


 奥のエリアのテーマは「集まること=建築のはじまり」。一番最近の、被災地釜石市での復興プロジェクトになっている。

 コンペで最優秀に選ばれたプロジェクトで、市営住宅と保育園が併設されている。
被災しゼロになった地、ひとが集まることでそこに建築がはじまる。


 敷地周辺、敷地に、さらには4階建ての集住でありながら住居の前にも道を効果的に配し、その道に沿ってからまるように全体が計画されている。

 住宅は40戸からなる。今後釜石市では千数百戸分供給する予定で、その第一弾だ。

 最終案。切妻屋根の下は共用部分。建物としてはこの屋根は無くても良いが、人が集まり繋がる場にするためには必要不可欠な存在だ。

 一見複雑に見える計画だが実はユニットを組み合わせ、コストに見合い、かつ迅速に建てられるように設計されている。

 住居は1LDKか2LDK。セットバックし道を作りながら上層に上がっていく。

 アラップに依頼し敷地や建物の空気の流れをシミュレートし、寒暖の激しい東北で快適さも追求している。

切妻屋根の有る無しで検証した図も。


平田晃久さん。「東日本大震災後、建築が本当に役に立ち、未来を指し示すことができるのか、ますます鋭く問われつつあると思います。」

【第118回建築家フォーラム 平田晃久展 からまること/集まること】
会期:3月11日(月) 〜 3月19日(火)
場所:LIXIL GINZA 7F
講演会:3月19日(火) 要予約
詳細:http://www.kentikuka-forum.net

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04 9月, 2012

[ヴェネチア・ビエンナーレ 国際建築展2]
日本館「ここに、建築は、可能か」展


第13 回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展
日本館では、伊東豊雄氏がコミッショナーを務め、参加作家に3人の建築家、乾久美子氏、藤本壮介氏、平田晃久氏、写真家の畠山直哉氏との共同作業により「ここに、建築は、可能か」展を開催しました。
「ここに、建築は、可能か」展は、昨年の震災直後から伊東豊雄氏が陸前高田市に「みんなの家をつくろう」と提案してきたプロジェクトです。津波で家を失った人々が集まり、語り合い、一緒に飲んだり食べたりすることが出来る憩いの場を提供しようという試み。
既に現地で憩いの場を作ろうと精力的に活動していた住人の菅原みき子氏を交えて参加建築家とあるべき建築の姿を追及。百数十ものモデルをつくりながら議論に議論を重ねてようやく一つの形を見いだしました。
津波でダメージを受けた杉丸太を柱に使うことだけは最初の段階から決まっていたようですが、その柱と柱の間に小さな箱のような家がたくさんあり、様々な用途に自由に楽しく使えるようにしたそうです。
スタディー模型
展示は、「みんなの家」の建設の柱に使われた津波でダメージを受けた陸前高田の杉を会場に立ち並べ、「みんなの家」実現の過程をたくさんの模型といくつかのビデオによって紹介しています。また、今回の津波によって実家と実母を失った陸前高田出身の畠山氏の60メートルに及ぶパノラマ写真が会場の壁を埋め、陸前高田の津波前と直後、その後の写真が展示されていました。
展示模様
プロジェクトの経過をムービーで紹介

展示プラン模型

畠山直哉氏の写真を背景に様々な議論をした模型たち
畠山直哉氏の写真
『近代以降、建築は個のオリジナリティに最大の評価を与えてきました。その結果、建築は誰のために、そして何のためにつくるのか、という最もプリミティブなテーマを忘れてしまったのです。すべてが失われた被災地において、いまこそ、私達は建築とは何かを、0(ゼロ)から再考することができるのではないでしょうか。「みんなの家」は小さな建築でありながら、近代以降の建築のあるべき姿を問う大きな課題を背負ったプロジェクトです。』伊東豊雄氏
最終案
現在「みんなの家」は、あともう一歩で完成を迎えます。
今後、他の土地にも「みんなの家」を展開し、憩いの場が増えていくとのこと。少しでも早く震災でダメージを受けた方々の心身共に平穏が訪れ、癒されますように。
「みんなの家」の前で
また、日本館は、第13 回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展のパビリオン賞において、最高の「ゴールデン・ライオン」賞を受賞しました!
表彰式での様子
伊東豊雄氏の目的であった、世界から日本が現在どのような状況にあるのか注目され、またこれからあるべき建築について語り合えるきっかけとなることを願います。

日本館オープニングレセプションにて



伊東豊雄氏のインタビューはこちらから聞けます。


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