Boo-Hoo-Wooプロデュース、西田司+一色ヒロタカ+梁井理恵/オンデザイン (Osamu Nishida / on design) 設計の住居兼週末ショップ「FIKA」のオープンハウスに行ってきました。場所は豊島区長崎。
敷地面積36m2、建築面積22m2、延べ床面積56m2。RC+木造、地下1階、地上2階建て。
狭小の角地。道路斜線のがそのまま屋根の形を決めている。 区画整理により敷地はセットバックされ、取り残された電柱が浮いている。
こちらの引き戸はショップ側の入り口。住居用の玄関は建物の裏側(右)に小さくついている。
引き戸を開けると1mほど掘り下げられた地下に3坪のショップスペース、約5mの高さまで棚がそびえ立つ。棚はスチール材で、落下防止のため縁が曲げて立ててある。
オーナーは平日は会社勤めで、趣味が高じて集まった北欧雑貨を売るショップを週末だけオープンさせる。
棚には商品であり、オーナーの実用品でもある「生きている雑貨」が並ぶ。6段目からは1階のダイニングキッチンが見え隠れする。実際にキッチンで使っている鍋や食器が部屋にもショップへもディスプレーとなる。
通りに面した縦長の開口からは棚が良く見通せる。この窓を介して棚がショップのファサードのように切り取られる。
ショップの名前は「FIKA」。スウェーデン語で「お茶しよう」といった意味だとか。
バックヤードから。西田さんお気に入りのスペースのようだ。
バックヤードにはお茶も提供できるようになっている。廊下の右手は水回り。
1階ダイニングキッチン。既にオーナーの家具が一部搬入されて雰囲気を出している。
1階からは棚越しに通りが見える。こちら側から生活、ショップ、街と緩やかに繋がっているのが分かる。
雑貨もオーナーが既に配置してくれましたのでいい感じに。
キッチンや奥の壁に見える差し色はオーナーこだわりの北欧イメージカラー。
2階へ。造り付けの家具は全てシナベニヤ。床はホワイトアッシュ。
2階リビング、寝室。 色々な方向に抜けているのでうまく狭さを感じさせない。
ちなみに地下以外は耐力壁を取れないので、1階2階の床に大きな梁が渡してあり強度を上げているとのこと。
1段上がったスペースは3畳の和室になっている。その下の隙間は棚の最上部でショップの吹き抜けを見下ろせる。
敷地は奥に向かってすぼまっているので、屋根の頂点も同様にすぼまっていくのが分かる。
1畳ほどのバルコニーも付いている。
2階から吹き抜けを見下ろすと西田さんが。「雑貨を通してショップと住宅が関わりながら共存し、さらに街と人とが繋がり共存していってくれればいいですね。」
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